逆裁部屋

□SAVE ME
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僕はあまり喧嘩は強くない。
トノサマンの時の姫神さくらの時といい、狩魔豪や芝九蔵の時といい…だいたい勝った試しがない(法廷では勝つけど)。その内のいくつかは糸鋸刑事に助けられたりもした。
周りから何だかんだと言われつつもピンチの時に現れては助けてくれる頼もしい人。

しかし、今は暢気にそんな事を考えてる時ではなかった。今回の仕事で必要な情報をかき集めてる最中、雇われたであろう荒くれな連中に捕まってしまい蹴られるわ殴られるわで逃げるも袋小路に出てしまい、いつもここぞと言うときに来てくれる人物の事が脳裏に鮮明に浮かび上がった。

(そんな都合の良いことなんて…)

意識が朦朧としていると、やけに胸辺りがスースーする感じがして目をやる…殴られた時の衝動なのか無理やり破かれたのかシャツが破けて自分の腹と胸が外気に露出していた。ぼやけた視界に入ったのはニヤニヤと笑う男たち、現状を把握した途端にワッと意識が浮上した。

「やっ!?何す…ッング!!」
口にハンカチを押し付けられ塞がれる、何か塗られているのか薬品の臭いが咄嗟に息を吸った肺に充満した。
(毒!?睡眠薬か!?いや、違う!何の薬だ!?)

「へへっ、男ならいくらヤっても強姦罪にはなんねーんだろ?」
「大人しくしてれば優しくしてやるぜ?尻だけだがな!」
俺って優しいねぇ、がはははっ!と、下品な笑い声に喉がひくつく

(これは本気だ…!)

ベルトを無理やり引っ張られズボンを破けんばかりに強引に剥がす。下着を破られれば恐怖に縮こまる僕とその僕自身があった。

「あーあ、可哀想にそんなに縮こまっちゃって。でもなぁ、あんちゃん。虎穴を入らずんば虎子を得ずって言うだろ?」
「あんたの知りたい情報を得るには多少の危険もやぶさかじゃねーよな?」
「ッ!?ぐぅっ!」

乱暴に男のゴツい手が自身を掴む。と乱暴に掴んだ割には先端を優しく小刻みに擦り始めた。
流石、同じ男なら分かるであろうスポットだがこんな強姦に…しかも男に操を勃てる成歩堂ではない。が、成歩堂は実感していた。先ほど吸わされた薬品が媚薬である事に。じわりじわりと熱が下腹部に集中するのがわかる。

「ふっんぅ!んっん…ッ!」

嫌々と首を降るが、男たちの加虐心が増すだけで一向に現状の改善はされなかった。

「即効性だからもう感じてるだろ?我慢汁であんたの息子が濡れてるぜ?」
「声が直接聞けねぇのは残念だが、ハンカチ越しの悩ましげな声も結構腰にくるじゃねぇか」

一人が後ろから成歩堂の両足を広げるように抱え込み、もう一人の男が正面から成歩堂の体を弄り回す。その屈辱的な格好に正面の男を睨むも「そんな顔で睨んでも逆効果だぜ?」と一蹴され、男の太い指が窄みに宛がわれる。「ひゅっ」と息を詰まらせるのも束の間、自身から出した我慢汁をソコに塗りたくるとつぷり…。と指を挿入していった。

「ふぅんんっ!?んんっ!んーッ!!」

ゆっくり馴染むように男の指が円を描く。痛みや違和感しかないはずの感触も薬のせいか快楽を拾う始末。おまけに前も弄られてる為にイイ所を擦られて意識が飛びそうになる。
足がピクピクと痙攣してもう我慢の限界だった、紅潮した頬に見開いた目は涙で溶けて恍惚とした顔に変わる。
その様を目の当たりにした男は早急に指を抜き去り膨らんだイチモツを取りだすと成歩堂に覆い被さりぐじゅぐじゅに蕩けている窄まりに宛がう。
(こんな上物だとはな!ラッキーだぜ!)
何度か擦り挿れようとした瞬間。



『何やってるんスか!あんたら!!!』
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