テニスの王子様

□第2話
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跡部視点
「跡部、今日なんか機嫌悪くないか?」
「そんなことありません。」
「そうか?にしても、今日の球はいつもより荒かったがな。
妃さんか?」
「…妃は関係ありません。お騒がせしまってすみません。では、俺はこれで。」

(榊先生にまで見透かされるとはな、)
朝、忍足と妃が歩いているのが見えた。忍足は頭を撫でたり、肩を叩いたりしていた。そんな忍足に妃は嫌がる仕草もせず、忍足にも妃にも腹立たしかった。
(なんなんだ…。この胃がムカムカする感じ。)
ため息を1つつくと、ちょうど妃が部室から出ていくのが見えた。
俺は軽く汗を拭き取り、軽く着替えを済ませ、戸締りをして妃に追いつこうと急いだ。
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