家出少年少女とFBIと黒組織と公安と

□序章
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ある日の深夜…………
全ての動植物が眠っている時にある
少年少女は起き上がった

兄「夢歩、準備はいい?」
妹「大丈夫だよ光荷物も服装もOK」
兄「よし、分かった行こう!」

この時から運命の歯車は動き出していたのだろうか?
その動きが狂いだしたのか、正常に動き出したのかは誰も知らない………

その起きていた少年少女は静かに扉を開け外に出、鍵を閉めたあとその鍵を庭へと投げた

兄「……………本当にこれで良かったのかい?ワトスン君」
妹「勿論!もうあんな所はコリゴリだったよホームズ!」
兄「そうかい………」

誰にも分かられないように偽名か、
呼び名で呼び合っているようだ

兄「それじゃ、行こうか?未開の地へ……」
妹「勿論!準備は出来てるよ……」

そう言った少年少女は歩きだした、
避けられない運命へと………………
コツコツ コツコツ

ここは裏路地、少年少女の歩く音や
声しかひびいていない。

妹「にしても結構上手くいったね!光 」
と、少女は言うと光と呼ばれた少年は慌てる。

兄「シーー!本名では名前を言わないって決めただろう?!」
妹「あ、ごめんよホームズ!ついついいつもの癖で………ね?」
兄「ハァ、全く………僕達しかいないから良かったものの………これからは気を付けろよ?ワトスン君?」
妹「はいはい、分かりましたよ〜だ」
兄「『はい』は、いっかi「や、やめてくれ!許せ!殺さないでくれ!!!」は?」

?「残念だったな、貴様の人生はここまでだ。あの世で運命を恨んでおけよ?俺達は関係ねぇからな、ライ、殺れ」
ライ?「了解」
「やめてくれ!き、君達はこk」バン

拳銃の音が静かな裏路地に響き渡る

兄&妹「「なっ…………!」」
?「?!誰だ!」
兄「げっ!ワトスン君!逃げるぞ!」
妹「モチのロン!」

?「チッ、ライ!バーボン!スコッチ!捕まえて殺せ!」
「「「了解/分かりました/お〜〜」」」

妹「大の大人3人に中学生が勝てるわけねーーー!」
兄「お口はチャック!足動かす!」
妹「ヒーーー!」

何て茶番を繰り返していると少年と
少女の間が広がってきた

兄「おい!ワトスン君!早く!」
妹「無理だよ!早く行ってくれホームズ!」

少年は運動神経が良いが、少女は
そこまでは良くないようだ。

バン

妹「わっ!」
ズサッ

妹「銃を使うとか大人気無いぞ!」
?「そんな事言えるのは今だけだぜ?」
妹「あ、鴉が来た」

兄「離せ鴉!」
妹「あ、私と同じ事言ってる〜おーい、ホームズ〜、捕まったね〜?どうしようか?」
兄「めっちゃ良い笑顔で言うなよワトスン!」

と、再び始まる茶番

?「そこまで余裕があるのか?」
と言って銃を構える、勿論安全装置は
外して。

妹「うん、あるよ!」
兄「だからそんな笑顔で言うなって………」
スコッチ「ジン、この子らを殺す……のか?」
バーボン「別に殺さなくてもいいと思いますが?」
ジン「ハッ、そんな俺は甘っちょろくねぇよ。生き証人は誰であろうと殺す、例え餓鬼でもな」

妹「餓鬼言われちゃったよホームズ!アハッ♪」
兄「何でこんな状況でニッコリと笑えるのか………ハァ………」

これを見て、バーボン、ライ、スコッチと言われた3人は呆れ顔

ジン「チッ、俺が殺る」
と言って少女に標準を合わせる

ジン「随分短い人生だったようだな、過去はあの世でふりk「殺したくない、嫌だ、苦しい」?!」

突然少女はジンと呼ばれている男の目を見てそう喋り出した

妹「貴方は後悔している。罪があろうと無かろうと人を殺した事を。表では何も無いように言っているけど本当は違う、貴方の中に幼い頃の自分が居て、こう言ってるよ?『殺したくない、嫌だ、苦しい、やめて!殺さないで!』って」
ジン「なっ………!」

目を見開いて驚いているジンと呼ばれた男を気にせず少女は喋る。

妹「ほら、よく言うでしょ?」
兄「目は口ほどに物を言うってか?」
妹「それだよホームズ♪」
兄「まだ笑ってら〜……トホホ」

驚いている男達4人と呆れている少年を放っておき少女は言葉を続ける

妹「自分に正直にならないと駄目だよ?
壊れちゃうもの♪」
兄「僕達も壊れかけちゃったからね〜」
妹「ね〜〜♪ニコッ」
兄「お前顔疲れない?笑いすぎて」
妹「ぜ〜んぜん!」
兄「若いっていいねー」
妹「お前もまだまだ現役バリバリの10代でしょうが!」

この少年少女は暇さえあればボケツッコミをするようだ。
大丈夫かこいつら?

ジン「………チッ、誰かこいつらをアジトに連れていけ、世話も全部お前らがしろ。ベルモットに連絡しておく」
妹「わっ、人使い荒いね?銀鴉って」
兄「髪が銀だから銀鴉……そのままじゃん」
妹「そのままですね!」
兄「だからお前笑いすぎだっての」

ジン「俺はジンだ、銀鴉じゃねぇ」
妹「あ、そうなのね?覚えとく〜。
知ってたけど」

最後の言葉だけは独り言のように呟いた

妹「ってかさっき誰かに撃たれたから歩けないんじゃん?どうしろとー??」
バーボン「そういえばライが撃ってましたよね?」
スコッチ「じゃあ、ライが連れてけば?」
ジン「決まったんならさっさと連れてけ」

妹「ライってニット帽の事?」
ライ「確かに撃ったが……ハァ」
妹「溜息つかれた〜、ってうわ!」

ライは溜息をついたあと少女を姫抱っこをした

妹「降ろせ下さい黒ニット!」
ライ「暴れるなよ、落ちるぞ?」
妹「大人気無いなコンチクショウ!」

兄「や〜いや〜い!」
カシャカシャ
妹「あ、ホームズ!写真を撮るな!」
兄「何の事かさっぱりだよワトスン君」キリッ
妹「ホームズーーーー!!!!!!」

後でゆすりのネタに使おうと考える
少年だった



長髪で黒ニットをかぶった男…ライに姫抱っこをされている少女、それを写真に撮ったり時々スコッチやバーボンと呼ばれている男と話したりする少年に、先頭を歩きながら電話で話をしている銀髪の男ジン

こんな平和(?)な日々が終わるまで、
あと










二ヶ月
兄「ホームズ〜」
妹「ん?どうしたんだいワトスン君?」

可笑しすぎるメンバーでアジトへと
歩いていた途中、少女は少年に問いかけた

妹「ねぇねぇ、みきみきをうんみょほ、明かすか秘密か半分か?」
兄「…………あぁ、どうしようか?」
妹「あそれと、をこか、話すか黙るのか、もね?」
兄「う〜ん………」

変な言葉を言っていた少年と少女に
疑問を持った3人もまた問いかける
バーボン「それどういう意味です?」
スコッチ「暗号を使ってまで話すこととか……」
ライ「そんな言いたくないことか?」

妹「いや、普通に言ってもいいんだけども・・・なんとなく?」
兄「アホー、アホー、アホウドリが鳴いていまーす」

意外な返答に戸惑う3人

スコッチ「マジ?」
バーボン「なんとなくで物事決めちゃいます?」
ライ「気分屋か?」

妹「細かい事気にしてると寿命が縮まるぞ!」
兄「いやお前が元凶な?」

相変わらずのボケツッコミである

ジン「着いたぞ」
妹「あ、もう着いたんだ」
兄「廃ビル?」
妹「という事で降ろせ下さい黒ニット!」
ライ「座れる場所に着いてからだ」
妹「降ろせーーーーーーー!」

こんな会話をしたり、見ていたりしながら建物に入り、進んでいく

これを見てバーボンとスコッチは笑った

スコッチ「ハハッ!あいつら初対面なのに仲良いじゃん!」
バーボン「確かにそうですね、ハハハッ」

そう言い、笑っていたが一方少年は

兄「嘘だろ?あの夢歩が、大人でしかも男に………」
ライ「ホゥ?夢歩と言うのか、
このお嬢さんは?」
妹「おいコラホームズ!本名言うなって言ったのお前だろーが!何華麗にフラグ回収してんの?!」
「あ、ごめん」
妹「光 !後で表出ろ!………あ」
兄「ブルータス!!お前もか!!!」

バーボン「へーー、少年の方は光っていう名前なんですね」
スコッチ「どっちもいい名前だね〜」

兄「フハハハ!華麗なるダブルフラグ回収おめでとう我が妹よ!」
妹「何を言っているんだい?第1フラグ回収は君だよ我が兄よ!」

2人とも笑っていたが目が死んでいた

妹「ライーーー、まだかー?」
ライ「兄との会話は終わったのか?夢歩」
妹「はいはい、終わりました!で、まだ?」
ライ「今着いたぞ」
妹「さっさと降ろせ下さい黒ニット?(ニッコリ)」
ライ「了解」

と言って夢歩をソファーに座らせた黒ニット、座らせた後夢歩から見て右に座る

「何故お前も座るんじゃい!」
ライ「疲れたからな」
「何それ理不尽」
ライ「で、これからの君達のことだが」

そう切り出したライの左には夢歩、夢歩の正面には
左からスコッチ、光、バーボンの順にソファーに座っている。
ジンは任務があると言って出て行った

妹「ここで暮らすことになる?」
バーボン「そうなるでしょうね」
スコッチ「でも大体のメンバーは家に住んでるからここに住んでるやつはいないんじゃないっけ?」

妹「ふ〜ん」
兄「部屋とかは?」
ライ「ジンが用意すると言っていた」
兄「りょ〜かい」

妹「・・・・眠い」
ライ「寝たらどうだ?」

そう提案したライ
光は流石の夢歩でも
拒否するだろうと思っていた。が、

妹「う〜〜ん……そう……す……」

最後の『る』を言い終わる前にライに
寄りかかって寝た

兄「マージーかー」
バーボン「そんなに有り得ないことなんですか?」
兄「うん」
スコッチ「何かあったのか?」

そうスコッチが聞くと光は
少し目が揺らいだ、そしてこう言った

兄「ちょっと………な………………」

とても悲しくて、寂しい声と目だった





その時夢歩は夢を見ていた

〜夢歩side〜

夢を見ていた

過去や現在とか、想像とかではなく……

いや、もしかしたら想像かもしれない、けどそう思えなかった

どんな夢かって?



皆笑っていた

私も光も、ライやスコッチ、バーボン、ジンにウォッカにキャンティー、コルン………そしてこれから出会うはずの探偵たちや少年達、刑事達も。それとバーボンの友達『だった』はずの爆弾処理班の人達も



私は昔から予知夢をよく見ていた
だからこれもきっと予知夢だと思う

けど突然、みんな消えたフッて、
煙みたいに、一瞬で

で、声が聞こえた何だっけ

あぁそうだ、こうだ

『君達に____を授ける』

で、さらにこう。

『_____で、未来と過去を変えてくれ』

ってさ

君達って私と光?
何を授けるの?
誰?何のために?

そう思った。これを光にも
話したら光も見たんだってさ、同じ夢を。

で、こう2人で決めたの。



『『2人で助け合って変えよう、変わろう』』って




さぁ、運命に抗おうとするある兄妹の
話の始まり始まり………



「「Are you readi?」」
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