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□【03 嵐のような人々】
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【新キャラ登場】
「呼ばれて飛び出し、じゃじゃじゃじゃーん!!!!」
元気すぎるくらい元気な笑顔の少年が扉の前に立っていた。
唖然とするアキラ。
「え?!生徒会副会長のサトミくん?確か、理事長の息子でS組の!」
ド派手な格好にピアスだらけ、派手な髪型なサトミと呼ばれる少年。
アキラ達と同じ1年生。
「そー!俺がかの有名な副会長のサトミでーす☆」
「ねぇ、早く話して帰りたいから中入ってよ。マジ存在が邪魔。」
後ろから透き通るような女の子の声が聞こえる。
しかし口調が荒いのがわかる。
「おー!アイちゃんじゃん!なになに?サーくん、アイリ連れてきてくれたの?やるじゃん!」
「そそ!俺できる子だから!!やっぱ男だけじゃむさ苦しいっしょ☆?」
状況が全く読み取れないアキラはぽかーん、とアホづらをしている。
それと人見知りでユウスケの後ろに隠れてしまっている。
「アイちゃんがいるのは予想外だけど、初めましての人がいるからとりあえず簡単に自己紹介でもしとくか。」
「私は来る気なかったんだけどね。こいつに無理やり連れてこられた。日直じゃなかったら帰ってたし、捕まることもなかったのに。本当ついてないわ。」
綺麗な声とやる気のない表情が合ってない。
本当に面倒くさそうに話す少女。
「俺、運命とか信じちゃうタイプじゃん?アイリ、これも運命だ!!!」
「しらねぇし、とりあえず死ね。」
「いってぇ!!!!暴力反対!綺麗なお顔が台無しよ。そんな怖い顔しないで。」
すねを蹴られて抱え込みながら涙目でしゃがみ込み話す少年。
「…ユウスケ、とりあえず話をしましょう。」
消えかけそうな声でユウスケに話しかけるアキラ。
あまりにパンチのある展開でビビりまくってるアキラはいつも以上に弱々しい。
はぁー、とユウスケのため息が漏れる。
「お前ら!とりあえず自己紹介から!うちのリーダービビっちゃってるから!」
やっと大人しくなる2人。
話が進むと安堵するアキラとユウスケ。
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