ラブカルチャースクール ２
□3章 マスターコース
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ドッキン…ドッキン…ドッキン…
『L-culture school』
その記載が、ビルの半分以上の階数表示を占めている
――――通称『ラブカルビル』
やっぱり…毎回このエレベーターボタンを押すのは、緊張してしまう。
最初、説明会に来た時にエレベーターから現れたのは『セイジ』だった…。
あの瞬間から、私の人生が１８０度変わっていった。
降りて来たのがセイジじゃなかったら私は今…
ここに立ってたかしら？
「な〜んて…さて、時間になるから行こう〜！」
エレベーターの階数表示がドンドン下がって来た。
トックン…トックン…
チーン！
エレベーターが到着し、ドアが開く――――
「あっ…」
そこから…スーツ姿の男性が現れた。
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