ラブカルチャースクール+α
□第8章 LOVE Lesson A.S…
1ページ/30ページ
「うぅん…何時………」
ポスッ!ポスッ!
うつ伏せのまま、枕元の時計を探す。
時計……無い…。
部屋じゃ…ない………
ここは…あっ!!
「ヤナセッ!!」
「はい?」
現実に気付き、思わずヤナセの名を叫んでしまった。
「あっ……私…」
「かなりお疲れだった様なので、目覚めるまで寝てて頂きました…はい、水いかがですか?」
身体を半分捻った姿勢で、ベッドに腰掛けて、グラスに入った水を差し出してくれた。
その姿さえ、妙に美しい。
この人は、何やっても絵になるのね……ズッコケたりしないのかな?
「はい…頂きます…」
ぼんやりと、手を伸ばすと…
「お手伝い…致しましょうか?」
.