ラブカルチャースクール 2
□6章 M Lesson 2回目
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「ヤナセさん…やっぱり…ラブカルのコンピュータは凄いと思います!」
「琴海様…」
頭を上げたヤナセは、不思議そうな顔をした。
「今日のレッスン…ワタリで良かったです…」
他の講師だったらどうだったかは、解らないけど…
セイジの事で感傷的になってしまっていた時に、ワタリに喝を入れて貰えたのは…
きっと凄い意味があったんだと思えた。
私…この『夢』を諦めなくてもいいんだって…。
「クス…流石…琴海様ですね…」
「はい?」
口元を押さえて呟いたヤナセの言葉は、ハッキリと聞き取れなかったけど…
ただひたすら、前を向いて進んで行こうと思った。
「琴海様…次のレッスンですが…実技と教養…どちらに致しますか?」
「あ…教養も受けないとですよね…」
「はい…カリキュラムで必須ですので…実技の間に組み込まれた方が、お身体的にも楽かと思いますが…」
ヤナセの勧めに従っておいた方が、間違いは無いだろう…
「分かりました…次は、教養でお願いします」
「畏まりました…次回レッスン承ります…」
カタカタカタカタ…
ヤナセは軽快にキーボードを叩きながら、見とれてしまう程妖艶な笑顔で、今日のレッスンを締めくくった。
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