ラブカルチャースクール 2

□2章 Lesson 前日
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ドッキン!

うわっ!
これはギャップが凄いかも!

ヤナセとは別の意味で、インパクトがある人だなぁ〜。

そんなの知ってか知らずかワタリは、一気に残りを飲み干して

「ご馳走様でした」

お金を置いて立ち上がった。

「ワタリくん、これスコーン少しだけど皆で食べてちょうだい」

奥さんが紙袋を渡す。

「有難うございます。奴ら喜びます」

店長はニコニコ笑って

「ここのところ皆、見掛けないけど忙しいのかね〜?」

「はい、少しばかり…。でもまた近々、皆で来ますので」

「そうか〜待ってるよ〜」

ワタリさんは穏やかな表情でそう言って、店を出て行った。

カラ〜ン…

『仲間たち』か…
ワタリさんと、似たような感じなのかな?

ゾクリ…
想像したら、ちょっと身震いがしたけど…

この時はまだ…
これから起こる出来事が、そんなちっぽけな考えの域を…

遥かに越えて、いくなんて…



全然、予想だにもしなかったんだ――――。



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