ラブカルチャースクール 2
□10章 Lesson 四天王
3ページ/33ページ
「うん!いらっしゃい〜」
店長は四人にニコニコと笑いかけて、お父さんみたいだった。
四人が奥に向かっていくと…
ザワザワ!
細波のような囁きが、広がり出す。
あっ…やっぱり…
今日は一段と女性客も多いしな〜。
四人に水を運びに行くと
「何…あの四人…かなりイケる〜」
「モデルとかかな?」
「日本人かしら?」
店内のお客が殆ど、奥の席を気にし始めた。
う〜ん…四人の所…接客し難い。
「お水です…」
「あぁ…どうも…」
「あっ!」
カチャカチャ!
グラスを置こうとしたら、手前に座っていたワタリが、トレイから勝手に取ってテーブルに置いてしまった…
と、同時に…
「今のなに!?」
ザワザワザワ!!
波音が激しくなる。
わぁ〜ん!
要らん波を立たせないでぇ〜!
.