秋桜
□遠回り
1ページ/6ページ
2人は任務後綱手に報告していた
「・・・ご苦労。ネジはしっかり治療してから帰りな」
ピクッと反応し
『・・・何? 怪我したの?』
「・・・少し腕をな、別に大したことない」
深さ1センチにも満たない程の傷だった
胸ポケットから試験管を取り出して
数滴垂らす
「・・・何するんだ?」
見る見るうちに塞がっていく光景を目の当たりにして火影は興味を示す
「・・・なんだそれは? 」
『・・・止血剤だ。木の葉に自生している植物から調合してある。数滴で血が止まるが裏を返せば身体中の血も止まる』
「・・・ほう。興味深いな 自分で作ったのか?」
『・・・そうだ。オリジナルだからたまに失敗もあるけどな』