桔梗
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そのままサスケと登校し隣の席に座る。
「あれ、ナルト? なんでお前がここにいんだよ。」
「お前さ お前さ この額当てが目に入んねぇーのかよ」
既に集まっていてガヤガヤと騒がしく
その中で、話している声が凛の耳にも入る
『・・・!!うずまき君。おはよう』
「凛ちゃん!おはよーだってば。」
ニカっと笑うナルトは眩しくて生き生きしていた。
そこへサクラがやってきて
「・・・ちょっと!そこの席通してくれる!」
「・・・サクラちゃーん!!」
「ナルトどけ!私はアンタの向こう側に座りたいのよ!」
サクラと打って変わってズーンと暗くなるナルト
『サクラちゃん!私が代わるよ!』
「・・・!!凛ありがと!」
上機嫌のサクラとは裏腹に不満そうな顔を浮かべているサスケ。
席を離れる時にサスケに名前を呼ばれ
「・・・その。・・・帰り送っていく」
『えっ!あ・・・じゃあお願いするね』
と席を探し、シカマルの隣が空いていることに気付き移動する。
クラスの何人かの女子はヒソヒソと話をしているが凛は知る由もない。
(あの女、何なの!!)
(サスケ君・・・やっぱり凛のことが・・・)
(・・・ッチ、サスケの野郎気に入らねぇ)