桔梗

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『・・・親も居なく大人もあの状況じゃ誰がナルト君を守るのですか?新しい痣や傷も出来ていました。きっと暴力も受けているに違いありません。』


「・・・何故お前はあの化け狐のことを庇うんだ? 里を滅茶苦茶にして人の命を奪ったアイツのことを」

急に口を開いた紅蓮が放った言葉に凛は腹が立ち

「パシッ」

と頬を叩く。

叩かれた紅蓮は目を見開く

『・・・ナルト君は悪くない。木の葉を守り器になってくれたお陰で今の平和な里がある。なのに大人は皆口を揃えて悪く言う・・・彼こそが英雄じゃないの?
貴方見たいな人がいるからナルト君はいつまで経っても報われないまま。
・・・紅蓮さんは解ってくれると思ったのに。』

キツく睨みつけた後に溜息を一つつき

『叩いてすみませんでした。・・・失礼します』

そう言い残し凛は部屋を出ていく。
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