桔梗
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己の拳をきつく握りしめ
「・・・凛は醜くねぇよ。無理すんな」
初めて自分に対して心配してくれているサスケに凛はただ驚く。
『ッサスケ。・・・ありがとう』と
握りしめていた拳を両手で包み込む。
至近距離で手を握りしめ見つめ合う状況で我に帰り
「『・・・・・・ゴメン、悪ぃ///!!』」
パッとお互い離し,うつむく
(・・・何、ギュッとしちゃってんの私)
(・・・なんで俺はあんなことしたんだ)
パッと顔を上げれば自分と同じ
真っ赤になっている顔をみて
くすくすと笑い合う。
『そろそろ行こうか、サスケ』
「あぁ」と言い2人はアカデミーへ向かった