桔梗
□10
5ページ/8ページ
一方、ちょっぴり距離が縮まった様に感じ
ここに来てから友達が出来たみたいで
嬉しい凛であった。
そうしている内に見慣れた我が家に着いた。
『・・・あれが私の家』
「じゃーな,・・・凛」
『・・・!!』
照れつつもサスケが初めて名前を呼んでくれた。
『サスケ,また明日ね』
嬉しそうな凛はブンブン手を振って見送り、その姿がなくなったのを確認して家に入ろうとするが
人の視線を感じ振り向く。
『・・・誰?』
そこには木々が生い茂っており
もう人の気配もない。
気のせいかな。と思い今度こそ家の中へと入っていった。