桔梗
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気づけば外もオレンジ色に染まり
太陽が沈もうとしている
帰る準備をしていると数名から
声をかけられる
「凛ちゃーん一緒に帰ろう」
「・・・俺と帰るんだよ」 「いや、俺だ」
すごく嬉しいけど・・・っと困っていたら
「・・・チッ 天音帰るぞ」
と見かねたサスケが凛の手をとりズンズン歩いていく
『・・・あっあの、うちは君』
「・・・なんだ?」と振り返ると
真っ赤な顔をして繋がれた手を見る凛がそこにいた。
「!!・・・わりぃ。」
とパッと手を離しお互い赤面をしながら家路を歩く。
(・・・たかが手を繋いだだけでなんでオレは赤くなっているんだ)
(・・・急だったから,びっくりしたぁ)
と各々心の中にしまい込む。