桔梗

□6
3ページ/5ページ


チュンチュン

鳥のさえずりが聞こえ
目を開けると少し外は明るくなっていた

『今日はよく寝れた!!』

毎日こうなら良いのにと愚痴をこぼし身支度をする。

紫雲さんは9時に来るから
少しだけ家の周りを探索しよう!

靴を履き家を後にする。

まだ陽は登っておらず
朝の独特な雰囲気を漂わせていた。

『家の周りは木々だらけか。この道しか無いみたいだから迷う事はない・・・はず!!』


林を抜けると演習場があり人影が見える

『誰だろう。こんな時間に』

同じ年くらいの男の子が
的に向かい忍具を投げていて
それは真ん中にすべて刺さっている。

『凄い!!!これが忍者!!』

演習場の端に座り様子を見るが
集中している様で凛には気づかない様子だった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ