桔梗

□4
3ページ/5ページ


「・・・すまなかったのぉ。
辛い過去を思い出させてしまって。」


『もう終わった事ですから、それに・・・』

腕をまくしあげると
そこには無数のアザや切り傷,火傷の跡が刻み込まれていた。


「「「・・・!!!」」」


3人はまた言葉を失う。
これほどまでに酷いとは・・・。


ギリっと歯を食いしばる紅蓮。
自分と重なる部分が垣間見れ苛立ちを覚える。

「・・・お前はそいつらが憎くねぇのか?」

そう呟く紅蓮は辛そうにそして憎しみの色を目に宿していた。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ