桔梗

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夜もまだ明けぬ深夜零時
二つの影が木ノ葉を舞う。

紫雲におんぶをしてもらっている凛 は考え事をしていた。

(忍として、時には人殺しも・・・まだ実感は沸かない。
正直不安もたくさんあるけど、それ以上に楽しみが上回るかな)

思いふけっていると声を掛けられ

「着いたぞ!ここがお前の家だ。
また明日迎えに来る。」

林の中に程よい大きさの一軒家が
ポツリと立たずんである


『今日は有難うございました。
また明日よろしくお願いします。』

ペコっとお辞儀をして凛は家に入り
それを確認した紫雲は瞬身で消えた。
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