許すまじ運命
□3. Long time no see.
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「皆さん！！場所を開けて下さい！！！」
鏡貼りのレッスンルームと思われる部屋に、
少年は二兎を抱えながら肘と肩を使って扉を開ける。
ダンスの練習をしていたのか、ステップの音と音楽が鳴り響く。
そこに少年の声が響き、ステップの音が止まる。
室内には少年と二兎を除き、男性が６人。
少年の声に驚いたその人達は音楽を止めて言われた通りに場所を開ける。
視線は少年の抱える二兎に注がれ、６人の内の１人が何事だと少年に問う。
「私も詳しくは…、マネージャーの兄らしいです。」
「マネージャーの！？」
「誰か桶か何かに水と、タオルを用意してください！」
「お、おう！」
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