【世界観】
※反転させてみて下さい。ネタばれを更にしております♪
太陽の王の嘆きは世界の産声
(珠璃が、惟湲を喪った時)
月の女神の涙は恵みの慈雨
(煌が、カルノを喪った時)
太陽の王の絶望を
月の女神の哀しみを
癒すは万象の御業なり
(世界樹が二人の願いを叶えた)
過去、現在そして未来の時間軸が歪み、交わった時、歪な箱庭の様なセカイが生まれました。
【あの時、ああしていれば】もしかしたら……
その強い願いが、心の叫びが生み出したセカイなのです。
ですが、余程の強い想い、若しくは覚悟、或いは力が動かない限り、彼らは元いた世界と同じ末路を辿ります。
そして、絶望にセカイが彩られた瞬間、時間は巻き戻されて、また始まるのです。
それを理解しているのは、カガヤ、シュリ、そしてシヴァの3人とされています。
※カガヤとシュリは、神様だから。シヴァは、元々時間軸から外れた異端の存在なので理解しています
【繰り返す条件】
シュリがユンの死に絶望(15歳で殺されます)
ヒキがテイカの死に絶望(18歳で殺されます)
スイルが自身の力に絶望(ネタばれになりますので、気になる方は下方を反転してみて下さい)
※実は、沙羅本編同様に、スイル自身の力の暴走により、両親を殺してしまいます。テイカの死も本来ならスイルの力の暴走によるものと思われます
この、三つの絶望が揃った時、セカイはまた巻き戻されるのです。
【セッキの目的】
この、歪な箱庭たるセカイを壊すことです。が、これが彼の意思なのかは不明。
シヴァ曰く
「世界の抑止力が、この歪なセカイの終焉を望んでるから、その望みをセッキに託した」
……とのこと。
繰り返すたびに、セッキもあの手この手でセカイの巻き戻しを阻止しようとするのですが、中々うまくいきません。
簡単に言ってしまえば、このセカイで起きているのは
世界樹 VS セカイの抑止力
なのです。
【繰り返しの終わり】
【最果てのセカイ】では、その繰り返しが起きません。
それが【サキ】という異端の存在です。
それまで登場しなかった、今回初のイレギュラーな存在ですが、気付いたのは、カガヤ一人でした。
サキの出現によって、【ヒキの絶望】が回避されました。
更に、【スイル】が【記憶を取り戻す原因】とされていた【テイカ殺し】にも変化が現れました。
ついに、【ループ】から抜け出した訳ですが……はてさて、待つのは破滅か、それとも未来への道なのか……
というところで、話は進んでいくのです。