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□邪魔な思考A
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パピィに色々言われながらも俺は気まぐれで路地裏に行った。
なんとなく、ただなんとなくステインに顔を出したくなったから。(ただのキチデレ←)
『ステインいるか?』
呼んだが返事がなかった。
『なに?』
だが代わりにバルパンが来た。なんでだよ。
『ステインはどこだ?』
『ステイン君なら散歩行くって言ってたから
そこら辺ぶらついてるんじゃない?見てきなよ』
『おう。サンキュー』
『うん』

とりあえずバルパンを後にして
ステインを探しに行く事にした。
ステイン良い奴だからお菓子とか
くれるし(๑•᎑•๑)

『・・・・・はっ!!!!』

いやいやいやいやいやいや何いってんだ俺!!!
(๑•᎑•๑)じゃねぇよ(๑•᎑•๑)じゃ!!!!
会ったら理由は遊びに来たでいいか・・・。
ふう、落ち着け俺・・・。

ポピーはキョロキョロ辺りを見渡しても
ステインはいなかった。

『どこ行ったんだあいつ・・・・・。』

『・・・・・・ポピー君なにしてんの?』
『ぎゃあっ!って、ステインかよ・・・。』
後ろを振り向くといままで後ろにいたかの
ようにステインが立っていた。

『どうしたの?何か用あるの?』
『え、あ、暇だから遊びに来た』
『そうなんだ(*^-^*)じゃあ
中入って!』
『・・・・・・・・・・・・ステイン待てよ』
『えっ』
俺はステインの細い腕をガシッと掴んだ。
冷たかった。やわらかい感触がした。
俺は息を吸い込み、言った。
『なあ、俺最近病気なんだ』
『えっ、嘘!!なんの!?』
『お前の事見てると、
モヤモヤしてキュンってなる病気だよ』
『えッ』
『あのさぁ・・・・・・・・・・・
もしかしたら・・・・・ていうか
もしかしなくても』

俺は深呼吸を繰り返した。

『俺、お前の事がす・・・・・・』
『す?』
『・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・り』
『え?』
『無理だああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!』
『ええええええええええええ!?!?!?』

▼ぽぴーはにげることにせいこうした!

『ええええ・・・・・・』


後日談


『( ゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!!ゴホッ!ゴホッオエェェェー!!!』
『パピィ笑い過ぎだよ(・_・;)』
『う、うるせぇなぁ黙れよ!!!』
『いやぁ、青春だねー。いいねー。』
『笑いとまるのはええな。
どこが青春だよ・・・・・あーもうステインには
会えねぇな』
『クッソ(´^ω^`)ワロチ』
『こいつだけは殺してやろう』
『落ち着いて』
『いやーでもいいねー。うん。』
『パピィには僕がいるでしょ。』
『あ、そうだね』
『いいんだなそれで』
『『うん』』
『もういいよお前ら』

後の30秒後、ステインが
家に遊びに来ることをこの頃の僕らは
まだ知らない。

【おしまい】

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