長い夢

□ 〜番外編〜 交換日誌 ー72日間の記録ー
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○月×日 一日目 記録ハンジ・ゾエ

正午到着。村長に案内された古民家は、蜘蛛の巣と埃まみれで非常に汚かった。なんとリヴァイが潔癖ぶりを発揮。大掃除にとりかかる。なんとか掃除を終えて荷物を運ぶと、時刻は19時を回っていた。食事は簡易にパンで済ませ、眠りについた。



○月×日 二日目 記録ハンジ・ゾエ

朝起きたらサレとイヴが食事を担当していた。イヴのスープが美味かった。イヴとグラン分隊長が村の大工に協力を求めに行き、残る4人で森の探索に行った。馬はすでに食事をとっていた。馬小屋も糞便一つなく綺麗だった。なんとリヴァイが一人で世話したらしい。森につくと巨大な木しかなかった。途中グラン分隊長合流、大工は病のためイヴは一人村に残って診察しているとのこと。村に医者がいないらしい。三時間かけてやっと一本倒した。とどめはグラン分隊長だった。サレが用意してくれた昼食のパンが美味かった。村に帰るとイヴが村人に囲まれていた。大工は胃腸炎だったらしい。多くの村人に診察を依頼され、親切なイヴは回診に回ったらしい。村には90歳腰痛持ちのおばあさんがいたそうだ。あと、リヴァイとホランとサレが風呂掃除をしてくれた。
追伸、リヴァイの蹴りはすげー痛い。尻が青くなっている気がする。



○月×日 三日目 記録ホラン・トミカ

グラン分隊長とハンジが食事担当。昨日が美味かったからか、味は微妙。ハンジは嫁にいけないと思う。イヴは食後すぐに大工を見に行った。大工はほぼ動ける状態らしい。イヴが建築資材の木を一本もらって担いで帰ってきた。イヴは意外と力持ちだ。これを森へ持っていき、昨日切り倒した木を切り分けた。斧を上から振りかぶれば木を切るよりも簡単だった。二時間かけて4等分になった太い木は2台の荷車で2回に分けて持ち帰った。日が暮れる直前までになんとか4等分した内の一個を縦に4等分することができた。夕食は素材の味そのままだった。どうやら調味料を使うことを知らないらしい。
追伸、ハンジの青いケツは見たくない



○月×日 四日目 記録イヴ・サンローラン

リヴァイとサレが食事担当。サレは料理上手。リヴァイは皿洗い上手。大工のビル・ビレッジさんは完全回復、朝から出向いて来てくれた。トマトとキュウリをいただく。小屋一つ建てるのに切り分けて整えた木が100本いるらしい。昨日4等分した木は丸みを整えて使うということで、一つの巨大な木に対し16本しか取れない。少なくともあと6回木を切り倒さなければならない。残る3ヶ月では無理だろうと言われるも、今日は持ち帰った木をすべて4等分し、16本の木材に変えることができた。
夕食も美味しかった。
追伸、ハンジの尻は未だに青い。私はハンジより力は弱い



○月×日 五日目 記録グラン・バレイ

イヴちゃんとハンジが食事担当。イヴちゃんのスープは最高だ。しかし今日は雨。木は湿るし作業はできそうにない。雨の日は調整日同様、休暇の日にすることにした。リヴァイが掃除を始めた。イヴちゃんとハンジは風呂場で洗濯をしていた。俺の分も洗ってもらいたい。イヴちゃんに言うと怒られた。そんなイヴちゃんも好きだ。
追伸、ハンジのケツはそろそろ治っただろうか。イヴちゃんの力は俺より弱くて可愛い。



○月×日 六日目 記録サレ・ハンク

グラン分隊長とホランが食事担当。蒸かした芋と切ったトマトとキュウリのみだった。そして今日も雨。作業はできない。グラン分隊長が腕相撲をやろうと言い出した。イヴと手を繋ぎたいだけだろう。ハンジとイヴは互角だったが、気を緩めたハンジが負けた。体格的にもグラン分隊長が圧勝かと思ったが、リヴァイに負けていた。
俺とリヴァイは似たような体格だと思っていたが、リヴァイの力は半端ない。ホランによると、体重も5s以上差があるらしい。
昼から雨がやんだ。晴れてきたので、ハンジとイヴを残して男4人は森に向かった。グラン分隊長は腕相撲に負けて悔しかったらしい。リヴァイと俺、グラン分隊長とホランのペアでどちらが先に木を切り倒すか勝負した。俺達は休みを取りながら二時間程で切り倒した。10分程差をつけてグラン分隊長とホランが勝ったが、休みを取ってなかったらしくふらふらだ。そのまま倒れた木は放置して帰った。イヴとハンジが食事を用意してくれていた。夕食はさすが美味かった。とにかく切り倒すのはあと4回になった。
追伸、イヴは見かけによらず強い。リヴァイは見かけによらず重い。


○月×日 七日目 記録ハンジ・ゾエ

リヴァイとイヴが食事担当。味はもちろん、見た目が豪華だった。さすが潔癖リヴァイ。広間も綺麗、食卓は輝いていた。空は快晴、昼食準備をする食事担当の二人を残して他4名は先に出発。その後、村人がイヴに助けを求めにきたらしい。90歳のおばあさんが芋を喉に詰まらせたそうだ。イヴとリヴァイがかけつけて一命をとりとめたらしい、その礼に茶葉と酒をもらってきた。二人とは昼から合流。午前中に昨日切り倒してくれた木を一本のみ4等分にした。昼からはもう一本の木を4等分し、その内の2本のみ持ち帰り、作業終了。夜は皆で酒を飲んだ。
追伸、尻は治った。イヴをなめると痛い目を見るだろう。今は巨人に会えないからリヴァイの身体を研究したい。


○月×日 八日目 記録ホラン・トミカ

グラン分隊長とサレが食事担当。味は旨いが、野菜の形がいびつだった。今日は森には行かず、昨日持ち帰った木を切り分けにかかる。午前中に8等分する。グラン分隊長と大工のビルさんは意気投合。午後から今までにできた全ての木を整えた。完成した木材は合計24本となった。
追伸、イヴも怖いがハンジも怒ると怖い。風呂の時にリヴァイの体を触ったら怒られた。二度と一緒に風呂に入ってくれないそうだ。俺もリヴァイの身体を研究したい。ちなみに脂肪はほとんどなさそうだ。


○月×日 九日目 記録リヴァイ

ハンジとホランが食事担当。変態の味がした。午前中森から切った木を2回に分けて4本持ち帰る。昼からはその内の2本を8等分にして作業終了。
追伸、↑やめろ


○月×日 十日目 記録サレ・ハンク

グラン分隊長とイヴが食事担当。グラン分隊長はイヴにデレデレ、食事は旨かった。午前中昨日8本にした木を整える。合計32本となった。中々順調、このままいけば1ヶ月で終わりそうだ。ということで今日はリヴァイの提案で掃除と洗濯をすることにする。木の廃材で洗濯物干しを作った。イヴとハンジは村の中心に向かい、木の廃材が欲しいと言ってきた村人を連れて帰ってきた。洗濯物干しを褒められ、作って欲しいと言われた。午後からはその作業に没頭した。
追伸、どうやらハンジとホランはリヴァイに蹴られたいらしい




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