文スト番外編
□ポートマフィアの濃い日常其の弍
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こうなるまでの一時間程前……。
「ん"ーーー…もの凄く平和だねぇ〜」
今日は特に大きな任務もなく、珍しく平和な時間を味わっている。
相変わらず薄暗い廊下をツカツカと靴を鳴らし乍ら歩いていると、前方からちっちゃ…ゲフン、中也が歩いてきた。
「お前今失礼なこと考えただろ」
「イッタイナンノコトカナ?」
「下手くそか手前は」
既に特徴となっている黒帽子はもはや付属品「あ゛?」…イカしてる帽子だなー。
「手前もう任務はねェのかよ」
「あったらフラフラ歩いてないよ……あ、中也この後暇?」
「あ?嗚呼、暇っちゃ暇だが…」
そんなら丁度良い。
・・・・・・
ズガガガガガガ!!!
「中也!右!右奥にまだ残ってる!!(バンッバンッ)」
「(ガガガガガガッ!!!)おらよっ!!」
「げっ!この間で親分登場?!」
「オイ!上から鉄骨落ちてくんぞ!!」
「あ"っ!」
デデーン… "GAME OVER"
電子遊戯場にて、中也と共にバイオハザードで遊んでいた。
善いトコまで進めたんだけど…突然の親分出現に加えて、鉄骨が上から降ってくるという仕込み付きだった。
「あちゃー負けちゃったや」
「あん位ェなら俺の異能力で弾けた」
「残念ながら異能力は遣えないからねえ」
ちょいちょい途中で中也が異能を遣おうとしてたけど、これ遊戯だから意味無いね。
「いやー悪いねー、電子遊戯場に付き合わせて(笑)」
「来るまでに、食いモン購いまくって包帯購うやら雑貨屋やら寄りまくったクセに何でそんな元気なんだよ…(汗)」