日常が変わる


□霧の守護者対決
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あたしはこの日、ツナの修行を見に来ていた。XANXUSとかには内緒で。




死ぬ気の炎を灯してじっと立っているツナの姿が目に入った。

あーなっているツナはすっごくかっこいいと思った。


「あーやって、突っ立ってんのが修行なのか?コラ!」

コロネロがリボーンに言った。


「ちげーぞ。死ぬ気の零地点突破のタイミングをはかってるんだ」



死ぬ気の零地点突破。ツナの大技になるものだ。



崖の影からその様子を眺めていた。
だけども



ヒューンーーーバンっ!


「ひぃ...!?」


目の前の崖の岩が銃で撃たれて崩れた。撃った奴は分かる。



「そんなところにいねーでこっちに来たらどうだ凛」



リボーンだ。



「えっと...バレてた?」



「バレバレだぞ。」



「気配消せるように努力しまーす。...それはそうと零地点突破だよね。どれくらい待つの?」



「今日中にはムリかもな。」


でしょうね!!!
予想はしてたよ!てか分かってたけど!



「だったら呼び出したワケを話せ!!!」


コロネロがリボーンに頭突きをした。

痛そう......

そう思ったのはあたしだけじゃないよね??


「コロネロ、凛。お前らヴァリアーのマーモンってやつどう思う」



「あの趣味の悪いカエル乗せたチビか」


悪意あるな!コロネロ!!


「ああ。あのダッセーカエルを乗せたチビだ。何も感じなかったか?」


お前の方が悪意あるな!!



「.....まさか!」


「アルコバレーノ。そう言いたいんでしょ。リボーンは」



「まーな。」


実際、マーモンはアルコバレーノだけどね。


「でもおしゃぶりは光らなかったぜ。それにアルコバレーノの7人の行方は欠番も含めて全員わかって......っ!あいつだと......?」



「まだ、わかんねーけどな。凛はどう思う。お前の力なら分かるだろ」


「分かったところであたしは言えないかな」


結末を変えてしまう事になるかもしれないから。
もしかしたら何処がの物語でツナたちが負けて死んでしまう結末を迎えてしまうかもしれないから。
あたしは言わない。



「リボーン!もうそろそろ教えてくれたっていいだろ!?こっちの霧の守護者!」


死ぬ気の炎が消えていつものツナがこちらにやってきた。



「よっ!ツナ!頑張ってる?」


「えっ!凛!?だ、大丈夫なの!?ヴァリアーに殺されない!?」


めっちゃ心配してくれてるっ!
仲間っていいなあ...!!!


「大丈夫だ。そんなことであいつらは殺しやしない。それにお前に霧の守護者を教えちまうと修行が手につかなくなっちまいそーだからな」




「逆転だよ!!!このままじゃ気になって修行に身が入らないよ!」


「......しょーがねーな。じゃあ、山下りて、ジュースを買ってきてくれ。コロネロと凛の分もな」


「なんでそーなるんだよ!!」


いつもと変わらないその光景に少し癒された。








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