日常が変わる
□雷の守護者対決
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朝だ。
カーテンから漏れる木漏れ日で目を覚ました。
いつものように並盛の制服を着て、リビングに降りて朝食。
何事もない平和な午前中...のはず
「ランボ、これとっちゃダメ!」
「やだもんね!これ、ランボさんのものなんだもんね!」
朝からイーピンとランボがケンカしてる。
「なんで、父さんいるんだよ!しかもなんだよ、門外顧問って!」
「まぁなんでもいいじゃねぇか!!あっはは!」
ツナとツナのお父さんの家光さんが騒いでるし...
まともな朝は、来ないのかな...
「ちゃおっす」
「あ、リボーン。おはよ。」
「疲れてるようだな。」
あたしの隣の席に座って言った。
「まぁね。ボンゴレに入るための試験したり雨に打たれて風邪を引いたりヴァリアーに攫われたり、リング争奪戦が始まったり。ココ最近は、トラブルしか発生してないよ。」
ため息混じりで言った。
だって、平和な日なんて来てないよ、ここに来てから。ほんとに。
「仕方ねぇことだ。これからもっとしんどくなるぞ。裏の守護者でもあるお前にとってはな」
「それどういう意味?」
「裏の守護者ってのはな、7つのボンゴレリングがそろってこその裏の守護者なんだ。7つのボンゴレリングがあって初めて裏の守護者の力が出される。」
「じゃあ、ボンゴレリングが揃わないとあたしは、ただの飾りみたいなもの?」
「まぁそんな感じだ。」
そんなことがあったとはねぇ。
ていうか、すごいな...
裏の守護者...か...なんか、誇れるな...
なんて思ってると...
「凛〜、ランボさん、アメちゃん欲しいなぁ」
指を加えてあたしを見るランボ。
今日の夜に行われる守護者対決なんて感じさせない。
ランボはまだ、幼い子供。そんな子に守護者対決をさせるなんて本当にひどいと思う。
それを止められないあたしもあたしに自己嫌悪する。
「ランボ、はい。ランボが好きなブドウ味の飴玉だよ」
そう言って飴を渡してやると喜んでいた。
ついでに、イーピンにもあげるとイーピンも喜んでいた。
「あんまり、深く考えるなよ。凛。お前が深く考えたところで何も変わりやしねぇからな」
「リボーン…そうだね、ありがとう。」
「凛、そろそろ学校に」
ツナがあたしを呼んだ。
「うん、行くよ。」
鞄を持ってツナの元へ。
「「いってきます!」」
ドアを開けた先には、獄寺と山本がいた。
「おはようございます!10代目!…よ、よう…バカ女。」
「おはよ、山本、獄寺君!」
「おは、山本、バカ寺。」
「お前らほんとに仲いいのな!」
「「よくない!!」」
またか…このパターン…
。