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□シリアルキラーと私
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「名無しさん〜。おさげチョン切ってもいい？」
コイツの名前、武智乙哉。黒組に入る前、少しの間一緒に組んで人殺しの依頼を受けていた。そして、コイツの1番怖い所は、可愛い子や強い子を殺すことだ…
今のターゲットは、一ノ瀬晴なのに…コイツは、私にちょっかいを出してくる。
「お〜い、聞いてる？聞こえてないならいっか♪」
「聞こえてるわ！っていうか、私じゃなくて一ノ瀬狙えよ！！」
「うわ〜、一応名無しさんも裁定者なのに酷いね〜。」
「早く、乙哉には刑務所入って欲しい…」
「ひっどーい！でも、その時は名無しさんも一緒だね☆」ﾆﾔｯ
「絶対嫌だ！身の危険を感じる…お前と一緒に刑務所なんて…考えたくもない。」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
コイツと死ぬのだけは嫌だな、ガチな話。
「名無しさんちゃんに武智さん、何話してるんですか？」
ちょうどいいタイミングで晴ちゃんが来た。あと、東もついでにな。
「一ノ瀬、コイツらには関わるな。」
「もう、兎角さん！そんな事言ったらダメです！」
「東も相変わらずだな。」
「お前も大変なようだが。」
そうだよ…なんか急に乙哉が抱きついてきたよ！ホント何なのコイツ！
「名無しさんちゃんに武智さん仲いいよね！」
「えっ、どこが！？」
「晴っちもそう思う？」
「うん、すっごく！」
「ねぇ、話聞いてよ…」
「諦めろ、ななしさん。こうなったら、あの2人は止められない。」
知ってる。この2人話合うからさー。こっちは、迷惑ったらありゃしないけど。
「それにさぁ、私。名無しさんのこと大好きだこらさー。」
「えっ！武智さん名無しさんちゃんのこと好きなの！？」
「うん♪切り刻みたいほど///」ﾊｧｯﾊｱｯ
「ななしさん、死ぬなよ。」
「やめろー！死亡フラグたてんの！？」
「うふふ。まぁ、晴っちを美味しく頂いてからだけどね☆」
「武智、表にでろ！」
「えー、東さん。関係ないじゃん。それに、イ･ヤ☆」
それにしても、晴ちゃんが殺されない限り私の身の危険が少しでも和らぐなら…晴ちゃん守ろっかなー。まぁ、そんなことしなくても東が守ってくれるから一安心か…
「名無しさん〜、やっぱり今すぐ殺っちゃうね♪」
前言撤回。鳰ちゃんに頼んで助けてもらおう！同じ裁定者だからね！