熱闘甲子園

□熱闘甲子園30(終)
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rie side

やっと終わったーー。

爆睡しすぎて自分の名前呼ばれたのに気付かず、名前順が前の柏木に起こされなかったら、
マジで危なかった……。



卒業式が終わり、3Fの教室に戻ると1Fの中庭に人だかりが見えた。
中心にいるのはもちろん山本。まぁ、プロ野球選手やもんなぁ。

「山本センパーイ!」「写メ撮ってください!」「握手お願いします!」


北「相変わらずだなw」


そんな山本を横目に、クラスメイトと喋っていた。
少しすると疲れた顔をして山本が帰ってきた。

北「さすがの人気ですねー」

山「マジで疲れた……。よかった、まだ北原いて。あのさ、もっかいオレのボール捕ってよ」

北「お、おう」




急な頼み事で驚いたが、僕らはグラウンドに出て、端っこにあるブルペンへ向かう。
ブルペンといっても、とりあえずボールがどこかに行かないように張られているネットの中。


北「プロのブルペンはこんなもんじゃないでしょ?」

山「まぁ、せやな。でも、オレはこっちの方が落ち着く。」



僕はマスクを下ろし、地面にしゃがみ、体制を組む。

北「よっしゃ!来い!」


山本は腕を振りかぶり、ボールを放つ。

山本は一足早く球団の練習に参加を始めて、筋トレとかやって体が大きくなった
とか、ワイドショーで言っていたなぁ。




ドオオオオオン




僕も就活であまりボールに触れていなくて、久しぶりの捕球。
山本のボールってこんなに重くて、キャッチャーミット越しでもこんなに痛かったっけ?

北「ナイスボー」

返球する。






山「早く来いよ」


北「え?」


山本はもう一度振りかぶる。







ドオオオオオン





山「せやから、オレの球安心して捕らせるんは北原しかおらんて。」

北「山本………」



僕は立ち上がり、返球する。山本はキャッチすると、僕の方へ歩いてくる。

山「また、一緒に闘おうな」

北「その前に、お前倒してからな。」

山「ふっ。待ってるわ」




僕らはグローブを外し、きつく握手を交わした。





山「じゃ、またな」

北「おう、またな」



end






あとがき


初!長編!!いかがだったでしょうか。

設定作るのむずいっすねー。いやもぉ、ホント大変。
長編書く作家さんたちマジ尊敬。すごすぎ。
だってさ、由依の関西弁とぱるるの標準語。幼馴染だっつてんのにww

そしてそれぞれのキャラ変がひどいw
擬男化しのが全ての原因なんですが……甲子園だからしゃーない。

あと、ゲーム中の描写の臨場感の無さww
野球知らなさすぎ。
北海道の投手の方がこの前164kmで日本最高って
由依ちゃんの事大好きなメジャーリーガーあたりが170kmくらいだしてんのかと
思ってましたもんww

そう考えると、高校生で山本くん強すぎっすねw
まぁ、フィクションなんでお許しを。


そんなこんなで反省点が多かったのですが、更新強化週間とやって
とても楽しかったです!

始まりはあの記者会見。
もしも甲子園出るとしたらどのポジション?みたいな質問で

横山→監督
指原→エースに惚れるけどチームメイトだから言えないマネ
渡辺麻→4番
山本→エースピッチャー
北原→地味なキャッチャー(地味っていうな!by古田さん)
松井珠→敵チームのエース


というところから始まりまして。



当初は15話くらいで終わる予定だったのですが、まさかの倍30話。
ここまで読んでくださってありがとうございます。



ではでは
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