熱闘甲子園

□熱闘甲子園24
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sayaka side

試合が終わり、チームメイトと勝利に浸る余裕もなくみるきーに首根っこを
捕まれベンチ裏の控え室に連れて行かれる。

美「はい、そこ座って。ユニフォーム脱いで」

彩「はいはい。」

肩を怪我してから試合が終わるとみるきーに手当てしてもらう。

美「はい、これつけて。」

投げつけられたのは肩に固定できるバンドについた氷嚢。

彩「冷たっ。てか、これいつの間に買ったん?」

美「監督の自腹やって。彩ちゃんに肩壊されたら困るからって。」



ドロドロのユニフォームを脱ぎ肩の見えるタンクトップになり、氷嚢を当てる。




美「今日のテーピングの調子は?どうやった?」

彩「完璧やで。ありがとうな。俺のために勉強してくれたんやろ?」

美「たまたま知ってただけやし。」

彩「嘘つけ。本屋おるの見たし、矢倉使って練習してたろ。めちゃめちゃ文句言われたわ。」

美「もぉ、矢倉くん!!」







彩「ありがとうな、オレのために。」

美「彩ちゃんのためだけちゃうし。みんなのためやから。勝ってもらわなあかんから。」

彩「おう」

美「はい、次これね。冷却スプレー」

シュー

彩「冷たっ、くっさ!!」

美「うるさい。おとなしくしとき」

シュー





end
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