熱闘甲子園
□熱闘甲子園19
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sayaka side
あのまま、みるきーと一緒に病院に連行され診察を受けた。
打撲。
硬式ボールが投手の肩に当たれば投げられなくなるもので。
俺には甲子園で良い結果を出したければ、おとなしくしているようにと言われた。
練習はおろか、日常生活でも肩を動かすなと。
そうなると、必然と………
彩「もう、帰ってええから。後は自分でやるから」
美「あかん。彩ちゃんほっとくと自分でなんでもやるでしょ?
それに、監督からも見張っとけって。」
彩「でも、ここまでやれとは言われてないやろ?家のことくらい自分でできるから」
美「ケガ人はおとなしくしときなさい。」
彩「やっぱ、指原さんとかに代わってもらう?白間とか矢倉でもええし。
みるきーの気持ち知ってんのにここまでやってもらうの申し訳ないし……。」
美「あー、それ?ええの、今は休戦中。今の彩ちゃんには野球しかないから
他の人に盗られる心配もないみたいやし。彩ちゃんに野球頑張ってもらって、
ひと段落したら釣りにかかるから。覚悟しとき。
それに、彩ちゃんの世話は他の人には無理やな。
偏食具合といい、甘えん坊の末っ子ちゃんやもんなぁ」
彩「…………なんも言い返せん。」
end