ユクモ村筆頭狩猟団【MRS】

□第二話
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夜の渓流へとあるいて来た龍は一人、
指示かな空気の中、ユクモ村から持ってきた
お酒を楽しんでいた。

龍「ふぅー、、やっぱいつ来ても、
 良いもんだな、、」

主武器の片手剣を護身用に隣に置き
お酒を持つ手を進める


しかし、龍も感じてはいたが、
ユクモ村のギルドを出る前にGMが言っていたように、いつもの渓流と少し雰囲気が違う。


龍「・・・」


お酒をその場に置き、渓流のさらに奥へと
進んでみる



しばらく進むと、随分と開けた場所に出る。

木々が多い茂っているとはいえ、
その中でも、木々は薙ぎ倒され、中央には
大きな切り株も見える。


思わず見とれて歩いていると
足元にあった何かに躓き
危うく転びそうになる


龍「ぃって!いったいーーッ!」

そこにあったのは無残に
食いあさられたガーグァの死骸だった

ガーグァの死骸があること自体は
不自然ではない、可哀想だが
自然界の掟だ。

だが

龍「・・(渓流に目撃されてるのは迅竜・
 火竜、ガーグァを捕食するとすれば
 このくらいだが、、
 ここはまだユクモ村の麓に近い、
 大型の奴らがここまで降りて来てる?
 いや、そもそもガーグァ傷跡からして
 これらのモンスターじゃねぇ
 となると、、他に、、)」



そう少し考え込んでいた時
ふと、後ろに何か巨大な気配を感じる


龍「ッ!?」


瞬時に避けられたから良かったものの
突如現れたモンスターの一撃は
充分な破壊力だ

間違いなく、あのガーグァを
喰らったのはこいつだ!しかし、、

今までに見た事が無いモンスターだ
尾槌竜のように力強く
迅竜のように素早い
鋭い爪や牙、、迅竜と飛竜、
尾槌竜を獣竜種と言うならば
その二つを合わせ持った種族

龍「牙竜種!」


新種のモンスター!
動きが読めない、、探索気分で潜った為
麓付近とは言え、ユクモ村まで
戻るのには時間がかかる。
そしてそんな時間をこいつは
与えてくれない


龍「ックソ!どうする!」

あくまで晩酌に来たため
戦闘の支度は不十分だ。

だがそれでも片手剣を持ち
戦闘態勢に入ったその時

「どっせい!!」

龍「ぐはっ!?」


後ろから突然ランスで突進を喰らい
思いっきり吹っ飛ばされる


龍「痛ッ、、ってゼレン!
 それにドーベル!」

ゼレン「龍ー!ヤッホー!」

そこにいたのは龍がユクモ村で
出会ったハンター
ランス使いのゼレン
弓使いのドーベルだった


来て早々、ドーベルが弓を構える


ドーベル「ゼレン、龍さんを頼むよ
 俺も頃合いを見て引き返すから」

そう言われるなり、ゼレンが
龍を担ぎ上げる

龍「お、おぉ!?」

ゼレン「ぃよぉーし、待ってろー
 ユクモ村ーー!!」

自慢のスタミナでユクモ村まで
龍を担ぎ上げた状態で
一瞬で帰り着いた


End

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