お伽噺

□prologue
1ページ/1ページ

ユニオンに所属した初日。
私は闇を倒すことはできなかった。
チリシィという謎の生き物には最初はこんなもんだよねーと呑気な声で言われてしまった。

初日にいろいろ説明されたが、要は光を集めなさいということなんだと理解した。
手の中にあるキーブレード、選ばれること自体対して珍しいことではなかった。
私の他にも多くのキーブレード使いたちがいる。
このキーブレードを使って光を集め、世界を救う。
世界ってなんだろう、と漠然とおもったけど、いまの私にできることはこれだけだということは理解していた。

それに私はユニオンに所属できてよかったと思っている。
もうひとりぼっちではなくなるのだとそう思えたから。


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ