−LOVE―
□愛って...?
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ねぇ、愛ってなんだろうね...
...どうした急に？
私、バクラと出逢ってバクラの事が好きになって初めて私は生きてるんだって思えたの
...
バクラは困ったような顔をしている
それもそうだろう
突然、愛とはなんだと聞かれて答えられるはずがない
ｰｰｰｰ半年前
「アンタｯ学校やめてくんないｯ？
一緒のクラスにいて気持ち悪いんだよｯ」
「.......」
「なんか言ったらどうなのｯ！」
「.......」
同じクラスの女子にいきなり怒鳴られた。
幸い放課後なので私とそのクラスメートしかいない。
私は日直だったので教室に残っていて、クラスメートの女子は何か忘れ物を取りに来たらしい。
そしたら突然これだ。
どうやら、このクラスメートは私が気持ち悪いので学校をやめてほしいらしい。
私は、地味で暗い性格で友達もできずずっと１人で学校生活を送っている。
そのせいでクラスの雰囲気が悪くなってしまうことがあるのだ。
「ちょっとｯ人の話聞いてるのｯ？」
「.......」
そのクラスメートはずっと黙っている私についにキレて、いきなり掴みかかってきた。
「ｯ.....！」
「いつもアンタ見るとなんかムカつくんだよねｯ！！」
「や...やめてっ」
必死で抵抗するが力が弱い私ではどうにもできない。
次の瞬間、女子の拳が上がった。
怖くてぎゅっと目を瞑った。
殴られるっ
誰かっ助けてっ！！！
放課後だ...
きっと誰も来てくれるはずない...
絶望を感じたその時だった。
ドカッ！
人が倒れるような鈍い音が聞こえた。
えっ....
おそるおそる目を開けてみると、さっきまで目の前にいたクラスメートの女子が倒れていた。
そして、かわりに...