−LOVE―

□思春期真っ盛り!だって高校生だもんっ!!
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キーン コーン カーンコーン...

授業が始まるチャイムが鳴った。


この時間は保健の授業だ。



先生が今日はアルコールについてやるぞと言い授業が始まった。


アルコールの取りすぎは体に良くないんだぞ。先生は若い頃お酒を飲み過ぎて..........

と、長い先生の話が始まった。

だけど、いつもちゃんと先生の話を聞いているのは真面目な女子くらいだ。

男子はデュエルや好きな女の子の話で盛り上がっている。


私も一応真面目な女子のふりをしているが全く先生の話を聞いていない。


だって海馬くんの事で頭がいっぱいだからっ


海馬コーポレーションの社長をしていて普段はあんまり学校に来ない。

でも今日は違う。

珍しく学校に来ているのだ。


私は海馬くんに一目惚れをした。

それから海馬くんが学校に来るのを楽しみにしていた。



海馬くんとは席が近くて、私の斜め前。

教室の後ろの方で、周りには城之内と本田くんと遊戯もいる。

残念なことに杏子は私達と少し離れた所にいる。




授業が始まって10分が経った。

城之内が教科書で面白いものを見つけたのか本田くんに、ここ見ろよwと笑いながら言った。

「ん、なになに.....

こ、コンドーム.....www」

やめろよ城之内〜と言ってる割に本田くんも面白がっている。



全くこれだから男子は.......


心の中で私はため息をついた。




......海馬くんってそういうの興味あるのかな?


そう思ってふと海馬くんを見てみるとさっき本田くん達が言っていた言葉が聞こえたのか、くだらんっという表情をしていた。


その言葉知ってるんだ。
当たり前か、高校生だし...


でも、あんまり興味ないんだ。



良かったような良くないような...



いずれは海馬くんと...そういう関係に...///



海馬くんとの子供欲しいな〜



そう思ってたら顔が熱くなってきてしまった。

授業中なのにそんなこと考えちゃダメだっ!

頭をブンブン振ってちゃんと授業に集中しようと思って前を向いた。


すると、なにやらすっごく真剣に教科書を読んでる海馬くんが見えた。

海馬くんがあんなに真面目に読むような内容、教科書にあったかな...?って思いながらじっと見ていたら


教科書の文に、、、コンドーム。




こここ、コンドームっ!?!?

待って待って!!!

海馬くんそのページを真剣に読んでるの!?!?



びっくりしすぎてガン見しちゃってた。



社長でも、心はまだまだ成長過程で....

いわゆる思春期

私と同じ高校生だもんねっ

やっぱり興味あるんだ///




その視線に気付いたのか海馬くんがこっちを向いた。


急に振り向いたので、目をそらせずにそのまま見つめ合ってしまった。。。


は、恥ずかしい....///

私は顔を赤くして下を向いた。



それから少しして海馬くんを見ると耳が赤くなってた。


可愛い///



これ以上海馬くん見てたら本当に心臓がもたない

そう思ったので集中して先生の話を聞いた。





やっと授業が終わり廊下へ出ると海馬くんに話しかけられた。


なんだろ///


人があまり来ないところに連れてこられた。


すると海馬くんが

「俺は...愛と............」


はぁわわぁぁ!名前呼んでもらえたっ!
しかも呼び捨てだしっ!!


「........」


黙ってしまった海馬くん。

そして少し顔が赤い。



どうしたの?大丈夫?

そう声を掛けようとした時...


「愛との子供が欲しい」


突然海馬くんの口から私との子供が欲しいと....

顔が真っ赤になるのが分かった。


心臓バクバクで死んじゃいそう!



「わ、私っ前から海馬くんが.....す、好きで....」

いきなりのことで言葉が出てこない。


「避妊などしないでちゃんと愛との子供が欲しい」


海馬くんったら普通好きとか付き合ってくださいって告白するところを子供が欲しいって言うんだもん

驚いちゃうじゃない!



「わ、私も海馬くんとの子供欲しいです」




そして私達は付き合うことに...///




まだ学生だから子供は待ってね!!




今は、海馬くんが真剣に読んでたあのコンドームにお世話になっている。






高校卒業したら........


ちゃんと私達の子供...作ろうね

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