SHORT
□宴会の騒動記
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「・・・どうしてこうなった」
この言葉を発した青年の名はユーリ
俺より七歳年下(ユーリは23、俺は30である)、同じ日本刀の使い手、そして殺人を犯したものだが、今はそんなことはどうでもいい
この惨状を見て、今無事な者の中でそう思わぬものはいないだろう
酒に弱いものは既によだれを垂らして熟睡し、
酒癖の悪いものは変な一発芸をして大騒ぎ
強いものの半分は悪乗りし、半分はこれらの収集に追われている
半分は酒癖が悪く
四分の一は酒に弱く
八分の一は悪乗りしている
つまり、俺の言う「無事な者」はこの全体のおよそ八分の一ほどの人間なのだ
酒を呑まないものと子供を除いた百人ほどいる人間の八分の一しか、まともなものがいないのだ
その無事な人間にもさまざまあり、つかれてぐったりしていたり、のんきに菓子をほお張ったり、こうしてただこの状況にあきれていたり・・・
剣心「どうしたものでござろうか・・・」