short(旧)

□◉最後の晩餐
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「はーい、そろそろ諦めなよ。もう君は勝てない」





目の前に立っている彼は、鬼呪装備の銃を私に向けている。





『どうだろう?まだ私生きてるから、そんなこと言えないんじゃない?』




「言えるよ。……これでチェックメイトだ」




『っ!』




虎の鬼?



なんなのよっ!



私は最後の力を振り絞って剣を振る。





危機一髪。




逃れられた私はその力の勢いで、前にいる男に飛びかかった。




「っ!!!!!!」





『あら……案外貴方も手負いなのね。動きが鈍い』



「お前の相手してたらこうなったんだよっ」




銃を振り上げてきたけど、私はそれを簡単に避ける。





『貴方の血で回復しましょう』




笑って、彼の首元に牙をたてる。




「っ……」




あぁ……



乾きが満たされる。




力が……





「んな簡単に……やられるわけねぇだろっ」





『っ……』





何かを貼られ、そのまま動けなくなる。




呪術かっ




「どう?僕の血…美味しかった?」




ふと上を向いた時には、目の前に銃口が……






『えぇ……すごく……』




これはさすがにまずいな。


へらっと笑った時には





「ズドン」





『っ……』
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