request(旧)

□君が触れていいのは
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「そう?……触りたそうだったじゃん……こことか……」



クローリーは私の手を、自分の服の中へ導いてきた。


『えっえっ……』



私の手が、彼の胸の筋肉に触れる。


「あはは、顔真っ赤」


『へ!?そ、そそそそんなの当たり前っ……』



直に触れる彼の筋肉といえばもう凄くて……


『て、てかセクハラ!こ、こういうの!!』


「えー……触りたそうだったから触らせてあげたのにー…」


手を勢いよく引っ込めた。


心臓がバクバクしている。


こんな体触らせられたら変に興奮してしまうじゃないか……



「……ミカ君とどっちが魅力的だった?」



うっ……



根に持ってる。



『そ、そんなの……』



服の上からだって分かるし……


第一私は……



『クローリーが一番魅力的に決まってるじゃんっ……』



「うん。それ以外の言葉は許してなかったよ」



そう言ってクローリーは優しく唇を塞いできた。



『んっ……』



甘く重なり合う唇。


柔らかく、飲み込まれてしまいそうだ。



「…………ねぇ……かなみ」



クローリーは私の頬に触れ、ジッと見つめる。



「君に触れていいのも僕だけ。僕に触れていいのも君だけだ」



『うん。……私は……クローリーだけだよ』



そう言って、クローリーにギュッと抱きついた。



「……本当に可愛いな。……でも、君が他の男の前で寝たことは許してないよ」



『え……』



離れようとした瞬間、彼は私をギュッと抱き締め……



背中の方からするりと服の中に手を入れてくる。


『っ!?!?!?!?』



「君に存分に触れさせてもらうね。覚悟してて」



彼は嫉妬で怒ると厄介なので、これからも注意が必要です。












【end】
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