企画・小ネタ

□FF詰め合わせ
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■マシュセリロクティナなセリスとロックの記念日トーク



「マッシュってさ、記念日とかイベント事とか大事にするタイプ?」
「そうね、誕生日はちゃんと覚えててくれたわ。でも、付き合った日なんかは忘れてると思うなあ。だいたいこの頃かな、ってくらいの感覚じゃないかしら」
「ああ、ぽいな、それ」
「ロックはそういうとこ細かそうよね」
「マメだって言ってくれよ」
「ティナ、喜ぶんじゃない? そういうの」
「へへっ、そうなんだよ。この間、付き合って半年の節目だったから、アクセをいくつかプレゼントしたんだ。すっげえ喜んでくれてさ。にこーって嬉しそうに笑って、ありがとう、って、もうマジで可愛くて。俺の選んだピアスがまたすっげえ似合ってさ、コレあげてよかったなあって」
「あーはいはい。好きなだけノロケてどうぞ」
「だってもう、ホントにめっちゃ笑顔でさ。
ま、急にどうしたの? って最初は不思議そうだったけど」
「プレゼントの理由がわからなかった?」
「そう。あいつ、今まで誰かと何かを祝ったことがないみたいで」
「そうよね……誕生日をみんなで祝ったときも、最初はいまいちピンと来てなかったものね」
「だから、君と特別な関係になれたことをこれからも喜んでいきたいから、こうやって節目節目でお祝いと思い出を重ねていこう、って言ったら理解してくれた」
「……ふ」
「なんで笑うんだよ」
「なんかエドガーみたい」
「いーや、俺のはあいつほど軽くないから」
「そうかしら?」
「そうだって。で、マッシュは? 兄貴よろしくクサい台詞で口説いたりしねえのかよ」
「わかってて聞いてるでしょ? ないってば、そんなの」
「ふーん」
「代わりと言ってはナンだけど、ストレートに気持ちをぶつけてはきてくれるけどね」
「たとえば?」
「まあ、それは、その……たとえば、よ。たとえば、好きとかキレイだとかはいつも言ってくれるわ。プレゼントも、大は小を兼ねるって思ってるのか、いつもボリュームがあるの。すっごくおっきな花束とかね。
でも、記念日については毎月とかマメにしてもらうとなんか申し訳なく思っちゃうから、忘れすぎず小まめすぎず、がいいかな。だからマッシュの感覚くらいが私にはちょうどぴったり合うみたい。あ、ねえロック、これって相性がいいってことなのかしら?」
「そっちも充分ノロケてますよーセリスさん」



(2015.12.25 日記より)
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