STORY

□君がまぶしくて
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Side Rio

久しぶりの再会に、大盛り上がりの母さんたち
僕と彼女は少し気まずい…

8年ぶりの再会に、ドキドキの僕。彼女は「こんにちは」と言ったきり黙ってアイスティーのストローを回してた。ただ、その横顔が大人びて綺麗で僕は言葉を見つけられなかった。

「真咲、ママたち買い物に出かけるわ。あなたたちどうする?」
真咲ちゃんのお母さんが急に話しかけてきた。
「私、家にいるわ。りおは?」
急に話しかけられて、「ぼ、僕もいるよ」言葉に詰まった。

まだまだ話足りない母さんたちは、夕飯も一緒にしようと買い物らしい。
バタバタと出かけて行った。

「あ〜、静かになったな!」ニコッと笑いながら僕に話しかけてきた真咲ちゃんは笑うと幼くなる。
「久しぶりって言ったって、最後に会ったんが幼すぎてはじめましてって感じやん?

「そうだね」って言いながら、僕は真咲ちゃんの事、覚えてたよ。写真だって大事に持ってるよって心の中でつぶやいた。お別れの日に撮った写真。黒目の大きな、細い綺麗な女の子。
また会えるのを楽しみにしていたけど、想像以上に綺麗な彼女に僕は何を話せばいいんだろう。
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