おやすみ、怠惰な奮闘

□怠惰な昼休み
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『ふぁっ!』

「…起きたか。」




女子生徒の声。
銃口から出る煙。


(ああ、よかった無事だったんだ)



――じゃなくって…!





「おいリボーン!何やってんだよ!!」




銃なんて向けて、何を考えているんだ…!

思わず声を張り上げたが、リボーンは構わず続けた






「久しぶりだな、奈季。」

『ん…、うわ。君、あの時の……。』


女子生徒が体を起こし、目を向く



「「「!?」」」


俺達は顔を見合わせる



2人は知り合いなのか?








『面倒くさ…何かこの感じデジャヴだし……。
 もう寝る。』



彼女はそう言い、再び眠りにつこうとする
――が


リボーンが再び銃口を向けたことによってそれは阻まれる




『何で邪魔するの……。君の言う事聞いてあげたじゃない。』

「いーから今は起きとけ。」



彼女はしぶしぶといった様子で、体を起き上がらせた





すると突然、リボーンが「ツナ」と俺の方に顔を向け名前を呼ぶ
当然、彼女の目線もこちらへ向いた





「紹介するぞ、ツナ
 新しくファミリーに入った日梨奈季だ。」





「え!?」
「何!?」

『…どうも。』



驚いて叫ぶ俺達を余所に、彼女は一言呟いた後寝ようとするが
それは再び、銃声で阻止された――
























    
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