09/27の日記

15:14
アルヴィンくんの夢的な何か
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アルヴィンくんにあまりにもムラっときたので…!




アルヴィンくんは私の命の恩人です。
それはもう壮絶に運命的な出会いだったのですが、その事を語るには少し時間が掛かり過ぎてしまうので、割愛します。
そしてまたたまたま偶然なのですが、アルヴィンくんと再会致しまして。
渡り鳥の如く色々な街へとお仕事に行ってしまうアルヴィンくんとまさかこんなにも早く再会出来ると思って居なかった私は、この日の為に鍛え上げた下座テク【アルヴィンくんをお婿さんに下さい】のアレンジ版をアルヴィンくんのお仲間さんの前で披露し、見事ミラお姉様からの「面白い奴だな、許可しよう」とありがたいお言葉を頂きガッツリ付いて行っている訳です。が、
物語には山あり谷あり、勿論私とアルヴィンくんのラブストーリーにも山も谷もどちらもある訳です。

「アルヴィンの嘘つきー!」

ティポが可愛らしい声で、非難の声を上げる。
ああ、今度もまた、アルヴィンくんはミラお姉様を、ジュードくんを、そして皆を裏切った訳です。
度重なるアルヴィンくんの裏切りによってアルヴィンくんの仲間からの信頼はガタ落ち。
いつもいつも敵の前で私たちに背を向けるアルヴィンくんを見て、私は思う訳です。

どうしてアルヴィンくんは裏切るのだろう。

ミラお姉様の言うとおり、アルヴィンくんが裏切る事で、良くも悪くも事が進んで行く訳です。
でも、アルヴィンくんが私を助けてくれた事は変わる事無い事実だし、こうしてなんだかんだで皆の前に戻って来るのだって事実だし、それはきっとアルヴィンくんも皆の事が好きなんだろうな、って思ってるんです。

皆も信じたいんだろう、だけど、やっぱり余所余所しくなってしまう。
アルヴィンくんの怪しい動き一つで、彼を疑ってしまう。

「アルヴィンくんはどうしてそんなに嘘つくの?」

だから本人に直接聞いてみた。
勿論それを問われたアルヴィンくんは目を丸くして私を見てる。
でも次には口角を釣り上げて首を傾げる。

「嘘つきなのは元から。正直に話すだけじゃ、なかなか世の中上手く生きて行けなくてね」

それが正しい事なのかは私には分からない。知らなくていい真実だってあるだろうし、私だって時には嘘つく事もある。
でもそれは些細な嘘だし、皆を傷付けるような嘘は、多分ついてないと思うんだ。

「おたくはそう思ってても、もしかしたら誰かを傷付けてるかもしれない。だろ?」
「それは、わかんないよ……」
「俺も同じ。良かれと思ってやっても、それが裏切りと評価されちゃうんだよな」
「アルヴィンくんは分かっててやってる節があるじゃない」
「へへ、すまないね」

大袈裟に参ったよと言いたそうに肩を竦め、私に背中を見せる。

「アルヴィンくん」
「次はなんだよ」
「どうしてアルヴィンくんは、素直になれないの?」

頬のラインだけを見せたまま、ほんの一瞬、アルヴィンくんが空を見上げたまま静止する。

「私、アルヴィンくんの事もっとちゃんと知りたいよ。アルヴィンくんが裏切り者って言われ続けるの、悲しいもん」

私が話しをしていても、アルヴィンくんは動かない。表情も見えないし、今アルヴィンくんがなにを思っているのか、私にはわからない。

「アル……」
「俺はいつだってこんな感じさ。嘘つきだからな。……裏切り者ってのも俺らしくて良いじゃねぇか」

振り返り、へらへらと笑う。
でもきっと、本心じゃ笑ってない。笑ってないから、薄っぺらい笑い方になる。
私も空気が読める方ではないし、他人の領域に土足で入り込み過ぎて怒られたり嫌われたりもした。
でも、アルヴィンくんは私とは真逆で、壁ばっか作ってる。適度に入って来て、でも全然信用してなくて。
それ位は、私だってわかるもん。

「アルヴィンくん!」
「うおっ……大きな声出すなよ急に……うがっ」

アルヴィンくんの目の前まで詰め寄り、お気に入りのスカーフを勢い良く引っ張る。
ぐん、と下に引っ張られたアルヴィンくんの顔が私の目の前まできて、同じ目の高さで見つめ合う。

「おま……、これ俺のお気に入り……」
「私はアルヴィンくんの居場所だからね!」
「…………はあ?」

大きな声で宣言すると、アルヴィンくんは顔をしかめて、目をぱちくりとしていた。
そんな風に焦ったり、目を丸くしたり、こんな表情のアルヴィンくんはいっぱい見てきた。そしてこれからもいっぱいみる事になると思う。

「だってアルヴィンくんは私のお婿さんになるもん!」
「…………、……まぁたそれかお前は」

溜息を一つ零し、取り合えず引っ張るなって言いながら私の手を払う。スカーフを離すと、シワになった部分を伸ばし、きちんと整えてから、飽きれた顔をしながらも大きな手が私の頭を撫でる。

「随分歳の離れたお嫁さんなこった」
「若い方が良いでしょ」
「若過ぎてもな」
「アルヴィンくんはエリーゼも許容範囲みたいだし行けるよ!」
「どーいう事だそれ。エリーゼには5年後宜しくっつったんだけどな」
「そんな事言ったの?アルヴィンくんの浮気者ー」
「付き合ってないのに浮気もくそもねーよ」
「そう?こんなにも告白してるのに?」
「心に響かねえよ」

そしてまたアルヴィンくんは私の頭をぽんぽんと優しく叩き、背を向けて宿に向かって歩き始める。
心に響かない、それはきっとアルヴィンくんが私に心を開いてくれないから。
なら私は、アルヴィンくんが心を開いてくれるまで、何度だって言ってあげる。

「待ってよアルヴィンくん!」

追い掛けて、隣に並んで。
アルヴィンくんがいつか自分の気持ちに正直になってくれるまで、ずっとずっと待つんだからね!



勢いで書いてみた!
アルヴィンくんのへたれださかっこわるさがたまらないです!そのくせ戦闘は本当心強くて!ガードブレイク熱い!
なんとなーくヒロインのイメージ像とか付いてるんですよね。他の人から見たらなんでそんなについて行くの?ってくらいアルヴィンくんアルヴィンくんって後ろついてくる感じの子をイメージしてます。ずっと後ろついて来てるだけだと思ったら、実は先に行っちゃってて、アルヴィンくんはまたお前も俺を焦らすんかいってなっちゃうようなアルヴィンくん救済?ストーリー書きたいなあ…書く暇なさそうなのがネック。アルヴィンくん、報われない事多すぎる…本当おっさんとポジション似過ぎてる。でももう少しエクシリアをやり混んで、アルヴィンくんのキャラ像煮詰めないと書けないかなあとも思う。サブストーリー多すぎるよー\(^o^)/

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