捧げもの
□さぁ、どっち?
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『さぁどっちか選びやがれ』
新羅「…は?」
『聞こえなかった?』
新羅「いや、聞こえたけど…何が?」
『どっちもってのは無しだよ。絶対どっちか選んで』
新羅「だから主語を」
『物分かりの悪い子は嫌いじゃなくもなくないです』
新羅「え?」
『…』
新羅「…」
まったく
いつまでシラを切るつもりですかね
ネタは上がっているって言うのに…
静雄「また変なこと考えてんのか?名無しさん」
『失礼なっ!』
臨也「名無しさんが変なのはいつものことだけどね」
『お前だけには言われたくねぇ!!』
静雄「臨也!いつの間に…」
臨也「最初からいたよ。もしかして気付いてなかったの?さすが静ちゃん(笑)」
いきなり現れたかと思えば、
臨也あぁぁああぁあぁぁ!!!!
と言う叫びと共に何処かへ行く2人
『で?』
新羅の方へ向き直り問い詰める
それでもまだ分からないというような顔をする
ちょーっと名無しさんちゃんイラついてきたぞ(#・∀・)
『だからっ!!』
机バンッ!
『臨也か静雄のどっちを選ぶのかってことっ!!』
新羅「……へ?」
『新羅ってばいつも臨也か静雄かが側にいるじゃん?
まさか2人の気持ちに新羅が気付いてない訳じゃないだろうし…ね!』
新羅「いや、ね!じゃないよ!何その勘違いっ!!」
『勘違いじゃないって、ほら見てみなよ。あの眼差し』
いつの間にか教室に戻ってきていた臨也を指差す
臨也「名無しさんはバカだね
今なら、バカな子ほど可愛いっていうのが分かる気がするよ」
『聞いた新羅!?
可愛いって言ったよ』
新羅「名無しさんのことをね」
『あ、静雄戻ってきた。おーい静雄ぉーー!』
静雄「名無しさん、臨也のクソ野郎見なかったか?」
『臨也ならそこに…ってそんなことはどうでも良い!静雄は好きなんでしょ?』
静雄「は?
〜〜っ、は!?」
『見た、新羅?照れた、照れるほど好きなんだよっ!!』
新羅「うん、ただ驚いただけだよね」
『さぁどっち!!?』
臨也「どっち?(ニヤニヤ」
新羅「臨也、楽しまないでくれないかな?」
『あれ、臨也の方なの?私はてっきり静雄の方だと…』
静雄「おい、何の話してんだ?」
肩ポンッ
『(*p^─^)qドンマイ』
新羅「勘違い!勘違いだからっ!!」
臨也「ごめんね新羅。俺は名無しさんのことが…」
新羅「臨也少し黙って!」
『勘違いなら、本命は静雄?臨也とは…おホモだち?』
新羅「違うよ!何ソレ!?」
静雄「???」
わーわーギャーギャー!!
門田「…平和だな」
END