捧げもの

□さぁ、どっち?
1ページ/2ページ



『さぁどっちか選びやがれ』

新羅「…は?」

『聞こえなかった?』

新羅「いや、聞こえたけど…何が?」

『どっちもってのは無しだよ。絶対どっちか選んで』

新羅「だから主語を」

『物分かりの悪い子は嫌いじゃなくもなくないです』

新羅「え?」

『…』

新羅「…」




まったく
いつまでシラを切るつもりですかね
ネタは上がっているって言うのに…




静雄「また変なこと考えてんのか?名無しさん」

『失礼なっ!』

臨也「名無しさんが変なのはいつものことだけどね」

『お前だけには言われたくねぇ!!』

静雄「臨也!いつの間に…」

臨也「最初からいたよ。もしかして気付いてなかったの?さすが静ちゃん(笑)」




いきなり現れたかと思えば、
臨也あぁぁああぁあぁぁ!!!!
と言う叫びと共に何処かへ行く2人




『で?』




新羅の方へ向き直り問い詰める
それでもまだ分からないというような顔をする
ちょーっと名無しさんちゃんイラついてきたぞ(#・∀・)




『だからっ!!』




机バンッ!




『臨也か静雄のどっちを選ぶのかってことっ!!』

新羅「……へ?」

『新羅ってばいつも臨也か静雄かが側にいるじゃん?
まさか2人の気持ちに新羅が気付いてない訳じゃないだろうし…ね!』

新羅「いや、ね!じゃないよ!何その勘違いっ!!」

『勘違いじゃないって、ほら見てみなよ。あの眼差し』




いつの間にか教室に戻ってきていた臨也を指差す




臨也「名無しさんはバカだね
今なら、バカな子ほど可愛いっていうのが分かる気がするよ」

『聞いた新羅!?
可愛いって言ったよ』

新羅「名無しさんのことをね」

『あ、静雄戻ってきた。おーい静雄ぉーー!』

静雄「名無しさん、臨也のクソ野郎見なかったか?」

『臨也ならそこに…ってそんなことはどうでも良い!静雄は好きなんでしょ?』

静雄「は?
〜〜っ、は!?

『見た、新羅?照れた、照れるほど好きなんだよっ!!』

新羅「うん、ただ驚いただけだよね」

『さぁどっち!!?』

臨也「どっち?(ニヤニヤ」

新羅「臨也、楽しまないでくれないかな?」

『あれ、臨也の方なの?私はてっきり静雄の方だと…』

静雄「おい、何の話してんだ?」




肩ポンッ




『(*p^─^)qドンマイ』

新羅「勘違い!勘違いだからっ!!」

臨也「ごめんね新羅。俺は名無しさんのことが…」

新羅「臨也少し黙って!」

『勘違いなら、本命は静雄?臨也とは…おホモだち?』

新羅「違うよ!何ソレ!?」

静雄「???」




わーわーギャーギャー!!




門田「…平和だな」






END
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ