短編
□あとは野となれ山となれ
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臨也「し〜ずちゃん!またプリン食べてるの?好きだね」
静雄「うるせぇ、喋りかけんな」
プリンを食べているからかいつもより大人しい静雄
そこに…
『ハァ、ハァ…もっと…臨也近づいて!』
臨也「こんな感じ?(笑)」
静雄「近寄んなっノミ蟲!」
『ハァハァ、いいねぇ』
「「「「(何かハァハァ言ってる人がいるー!)」」」」(クラス一同)
静雄「テメッ、いーざーやー。嫌いとか言っておきながら近寄んじゃねーよ!」
机を投げつけるが、臨也は軽く避ける
臨也「静ちゃんは嫌いだけど、お岩さんのことは好きだからね。お岩さんの為ならなんだってするよ、俺は」
そう言い私の方を見て、隣にくる
『まぢかー。私も臨也のそういう所は好きだよー』
臨也「本当?じゃぁ両思いだね」
『だが断る!
しかし静雄に抱きつくというならば考えとくかもしれなくないかも…』
臨也「え、どっち?」
『そんなことはどうでもいい!早く抱きつきに行くんだっ臨也っ!』
ビシッ、
と静雄を指差しながら言う
臨也「了解☆」
すごくいい笑顔で答え、静雄の方へ向かう臨也
静雄「お岩さんの言いなりになってんじゃねーよ!」
臨也「そんなんじゃない!俺は俺の為にやっているんだ!」
静雄「お岩さんっ!ノミ蟲の野郎を止めやがれっ!」
私は、こちらへ近づいて来た静雄の前にあるモノをつきだす
静雄「?」
『欲しい?…このプリン』
静雄「………」
フフッ悩んでいるな
だが貰ったが最後!
静雄は私の言うことを聞いてもらうっ!
フハハハハハッ!!
静雄「……全部声に出てるぞ」
『ウソッ!!』
臨也「静ちゃん隙アリッ!えいっ」
臨也が静雄に抱きつく
『キャアアーー!!』
一際大きい黄色い声を出す、と同時に携帯カメラを連写
臨也「お岩さん。これで俺の事を好きになってくれた?」
『も〜、大っっ好きっ!』
静雄は相当嫌だったのか固まっている
『あり〜?静雄大丈夫かぁ〜。プリンいる?』
静雄「………る」
『「?」』
静雄「殺す。めらっと殺す。殺す殺す殺す殺す殺す」
『へ?』
臨也「え?」
静雄「いーざぁーやぁー!!」
そして二人の追いかけっこが始まった
『わぁ、静雄本当は臨也のこと大好きなんだね☆』
「「「「(お岩さんが一番怖ぇー……)」」」」(クラス一同)
END