中編

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突然ですがトリップしました。
夢小説によくある、事故って神様のおかげで…とか、何か理由があって…ってノリではないんです
本当に突然トリップしました。デュラララ!!に…
何故デュラララということが分かるのか?
だって目の前にいる人こそあの有名な折原臨也さんではないでしょーか!?




「あ、やっぱり俺のこと知っているんだ」

『うぉ!まさかの声に出ていたパターン!』




神様という者がいるのならば私はきっとソイツを恨むであろう…何故折原うざやの家に私を置いていった!?
いや、臨也さんのこと嫌いじゃないんだよ?
ただ、動いて喋らなければ良いよっていう話で…




「とりあえず、何で家の中に居たのか理由聞いても良いかな?」




なんて、片手にナイフを持って笑顔で言ってきたよーうざい
全くもって神様は酷いと思う
今日、高校の入学式だったんだよ!キャピキャピの女子高校生になろうとしていたのにさ!酷い…
説明とかするの凄く苦手なのに、どうしろと?正直に話して臨也さんが信じると?まぁ、説明するまでは分からないし、持っているナイフで殺されたくないし…




『(ryということなんですよ』

「…」




引ーかーれーたー


え?何この沈黙
臨也さんが理由を聞いてきたんじゃないかー!
うわぁー、もうダメだ。これ完全に死亡フラグ?




「分かった」

『何がですか?』

「元の世界に戻れる時まで、この家に住むといいよ」

『え…』




わぁお。住むところまで考えていなかったよ。
臨也さんあざーす!




「これからよろしく。ってことで、名前教えてくれない?」


『あ、えっとぉー、お岩さんです。』


「そっか、じゃあお岩さんちゃんね。俺は折原臨也。好きなように呼んでいいから……」


『はぁ…』




ん?待てよ
これからってことは一緒に暮らす?
臨也さん家だから当たり前のことかもしれないけど…静ちゃん家が良かったー!


と、心の中で叫んだ私。


それは桜舞い散る4月のことでした。






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