長編
□5ワ
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「お岩さん、味噌汁はないのか?」
『あるよぉー、はいどうぞ』
「ん、」
朝ごはんなう
ぱくぱくもきゅもきゅ食べてるショタ神
とても可愛いです。ご馳走様
「ふぅ、ご馳走様」
『お粗末様です(*^^*)』
「あ、なぁなぁお岩さん」
『なに?』
「お前、学校行きたいとか、思ったりするか?」
『え?勉強嫌いだからヤダ』
「本当にいいのか?」
『男に二言はないのだぉ(p゚∀゚q)それに、もっといろんなキャラと遊びたいし』
「お岩さん、お前…馬鹿だな」
『なにおぅ!』
「俺はそのいろんなキャラと会えるチャンスを与えたって言うのに」
『(・ω・`)?』
「つまり、来良に行きたいか?ってことだ」
『…』
「…」
『な、なんだってえぇぇぇえぇぇぇぇガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!!』
「男に二言はないんだろ?行かないってことで設定しておいたからな( ̄ー ̄)ニヤリ」
く、くそぅ
神様のくせにやることがえげつない
「どこがえげつないか詳しく言ってみろ」
『こ、心を読むなし!』
「アホ、聞こえてくるんだよ」
いやん、読まれる前に逃げちゃえ
ガチャリと玄関を開け外へと逃げ出す
「は?おまっ、お岩さん、どこに」
バタン
「はぁ」
――…
飛び出して来たのはいいが、さてどうしよう
とか思っていたら。前方に見覚えのある長身・金髪さんが歩いているではないですかあぁぁぁあぁぁあぁ!!
『必殺お岩さんアタッーク、ドーーン!』
「うぉ!?」
『はぅ〜、静ちゃん可愛いよぉhshs(スリスリ』
「んだよ、テメェ」
『あれ、覚えていませんか?昨日会いましたお岩さんでっす。あなたの運命の相手なのですよ(・ω・´)』
「は?」
『そんな( ゚д゚)ポカーンとした顔されても、私が萌えるだけですよ?hshs』
「(ドン引き)」
『そ、そんな、(ll ̄Д ̄)こんな顔されても私が(ry』
「…」
あぁー、なんて可愛い表情をするんだろう。
私を萌え死にさせる気ですかね?
いやん、まだ死にたくないわ
いや、しかぁーし、静ちゃんにならいくらでも殺されてやろうではないかっ!!
ただし静臨を見たあとに限るが
「お前、まだガキだろ?」
『え、はい?そりゃあ静雄さんに比べれば子供ですけども、心も脳内も腐っちゃってるんで静雄さんや臨也さんであ〜んなことやこぉ〜んなことの1つやふたt…』
「おい、さっさと答えねぇと…」
バキッ、ボキッ、
『ヒィー(゚Д゚;≡;゚Д゚)ヒィーサーセンッ!!まぢサーセン!昨日も言いましたが、華の女子高校生ですっ!まだガキです!でもjkですjk!!だから指の骨を鳴らすの止めて下さいっ!!』
高速で土下座をし、何度も頭をヘコヘコさせながらほぼ一息の勢いで喋る
路上でやっているなんて気にしたら負けだ
というより、静ちゃんは何故こんな質問を?
「お前、学校は行ってんのか?」
『へ?行ってませんよ』
「そうか」
し、し、静ちゃんが、静ちゃんが…私に興味をもってくれてるっ!!
ヤッベ、オラ2828すっぞ
「あー、なんだ、その…メシでも食うか?」
『へ?』
「奢ってやるっつてんだよ」
『い、いいの?だって知り合って間もない…いや、知り合いっていうほどの仲でもないのに』
もちろん常識くらい持ってるよ
いつもあぁやってはしゃいでる訳じゃないからね
それにしても…
「イヤなら良いんだけど」
仲良くなったってことですかね?
『いえ、嬉しいです。是非お願いします』
近くのジャンクフード店へやって来た
そして気付いたんだ…私さっき食べたばっかじゃん!!
そうだよ、ショタ神と一緒に食べたばかりだから腹が減ってない(ノ∇≦;)アチャー
「どうした、食べねぇのか?」
『あー、えっと、お気持ちは嬉しいのですが』
「だったら食べろ」
えぇー、なんでこんなに優しいのぉ?
いや嬉しいけど、今はありがた迷惑って言うk…げっふんげっふん
あぁそうだ!なんで奢ってくれるのか聞こう!
うん、そうだそうしよう
『あの、なんで…ヒィ!すいません、食べますっ!食べますからっ!!』
睨みをきかされ満腹のお腹に詰め込む
『あの、それでですね、静雄さん』
「なんだ?」
『なんで、奢ってくれたんですか?』
「お前…」
『はい?』
その後、無言が続く
なんだなんだ!?言いづらそうに黙ってる静ちゃん可愛いぞ!可愛さのあまり腹に入ったものが出てきそうだw
やっとの思いで言葉を紡ぐ静ちゃん
彼が発した言葉とはとはとは(←エコー
「学校に行けないほど…貧乏なんだろ?」
あぁ、なるほど理解
てゆーか、可愛いなぁ
なんて勘違いしてるんだろう
あーダメだ。顔が…
『(^∀^)ニヒッニヒッ』
「(ドン引き」
『静雄さぁん♪』
「な、なんだ?」
『それ勘違いです』
「あ?」
『私、貧乏なんかじゃないです』
まさか静ちゃんが勘違いの早とちりするなんてwww
まぁ説明した訳ですよ。
貧乏ではないが、親が居ないので暮らすためには(行きたかったのにショタ神のせいで)行けないと
なんとか理解してくれました。
これが臨也さんだったら、根掘り葉掘り質問されていたんだろうな
「なんだ?じゃあ困ってる訳でもなんでもないのか?」
『そう言うことになりますねぇ。とりま、今後ともよろしくお願いします♪』
「は?」
『これも何かの縁です。友達としてよろしくお願いします』
無理やり手を握り、握手をする
その日はそれで解散となったのだ
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