金髪で血色の瞳のあなた

□仲間と絆
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side麗奈)

土)「話しっつーのはよ、鬼のことなんだよ。」

斎)「先日、屯所が鬼に襲撃された」

麗)「!!誰に襲撃されたのですか?」

斎)「風間千景、という鬼だ。千鶴を無理やり連れ去ろうとして屯所に襲撃してきた」

土)「麗奈!おめぇ、俺たち以外に翡翠彩乃が生き残ってることは言ってないんだよな!?」

麗)「?ええ、そうですが、彩乃が何か?」

沖)「実はね、風間が屯所を襲撃した時に言ってたんだよ、千鶴ちゃん以外に、翡翠彩乃とその分家である瑠璃麗奈、緋色鈴が生き残ってるってことをさ。」

麗)「なんですって!?風間が私が生きているのを知っている、、、。」

土)「どうも風間は千鶴だけじゃなく、翡翠彩乃も狙っているらしい。」

麗)「そんな!?」

斎)「安心しろ。翡翠彩乃は俺たちの仲間だ。俺たちは全力で翡翠彩乃を守る。」

土)「もちろん、翡翠彩乃だけじゃなく、お前と緋色鈴もだ。」

沖)「それと、風間と一緒に屯所を襲撃してきた不知火ってやつ、あいつも緋色鈴を狙ってるよ?」

麗)「!!!」

斎)「お前もだ。雪村千鶴の兄、雪村薫がお前のことを狙っている。」

土)「なぁ、麗奈。翡翠彩乃に鬼のことを話したらどうだ?こうなっちまったら風間達が屯所を襲撃するのも時間の問題だ。」

麗)(確かに、私たちが生きているのがばれているのなら、風間達に会うのも時間の問題。でも、本当にいいの?彩乃には人間として普通に生きて欲しい。もちろん私も鈴も。少し考える時間が欲しい。)
「少し考える時間をください。外の空気を吸って考えてきます。」

土)「あぁ。」

斎)「もし、翡翠彩乃に鬼のことを話すのなら、今日話してしまえ。そうすれば、お前の肩の荷も少し減るだろう。」

麗)「では、行ってきますね。」


[スタスタ 屯所を出て行く]
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