金髪で血色の瞳のあなた

□忍び寄る影
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?)「風間。面白いことがわかりました。滅びたはずの翡翠家の生き残りがいました。」

?)「!!それはほんとうか!?」

?)「確かにこの目で確認しました。」

?)「確か翡翠家の子供は一人しかいなかったはず、、、。名はなんといったか、、、。」

?)「翡翠彩乃だろ?俺翡翠家と仲良かったからよく遊んだりもしてたぜ?まぁでも多分あいつは忘れてるだろうな。なんせ1歳か2歳の時だったからな。」

?)「黙れ。不知火。貴様に聞いてなどいない。」

?)「あ?なんだと?」

?)「おやめなさい。二人共。」

?)「ちっ」

?)「それに、生き残ったのは、翡翠彩乃だけではありません。」

?)「なんだと?」

?)「翡翠家の分家、瑠璃家と緋色家のご息女、瑠璃麗奈と緋色鈴もいきのこっています。ですが、翡翠彩乃は二人が、翡翠家の分家だとは知らないご様子。これは私の勝手な推測ですが、多分、翡翠彩乃は自分が鬼だということを知りません。」

?)「なぜだ?」

?)「今、翡翠彩乃と瑠璃麗奈と緋色鈴は一緒に暮らしています。瑠璃麗奈と緋色鈴は自分たちが、鬼であり、翡翠家の分家だと知っているようです。
それなのに、翡翠彩乃は自分が鬼だと知らない。多分それは、人間達に自分達の里を滅ぼされた時、悲しみのあまり、記憶をうしなったのでしょう。」

?)「翡翠彩乃を迎えにいく。」

?)「あ?なんでだよ?」

?)「無論、跡継ぎを残すためにきまっているだろう?」

?)「待ちなさい、風間。」

?)「なんだ?さっさとしろ。」

?)「もう一人貴重な女鬼がいます。」

?)「誰だ?」

?)「雪村千鶴です。今、雪村綱道を探す為に新選組に身をおいているそうです。」

?)「、、、。雪村千鶴を迎えにいくぞ。」

?)「おいおい!早速のりかえんのかよ!」

?)「貴重な女鬼を幕府の犬どもにまかせてはおけない。それに、翡翠彩乃には瑠璃家、緋色家の女鬼が付いているのだから、雪村千鶴よりは、安全だろう。それに、雪村千鶴を迎えに行った後、迎えに行けばいいだけのはなしではないか。」

?)「へいへい。お好きにしてください。っと。」

?)「フン。天霧、不知火、京へいくぞ。」

?)「御意。」

?)「しっかたねぇなぁ。」
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