一緒に


□33話
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【ナル&ジーンside】(会話のみ)






「ジーン、どう思う」



「怪しいね……、それに彼女、僕と同じで“見える”と思う」



「!やはりかそうか」



「うん、推測だけど、彼女、前に同じ様な事があったって言ってたから多分、祓い屋か何かしてるんじゃないかな?」



「だが、だったら何故あそこまで隠す必要がある?
安原さんは兎も角、ぼーさんや、松崎さん、ジョン、は少なくとも信用出来る霊能者だ」



「そうだね……、前の時は僕らと依頼人だけだったから隠す必要はなかったと思うけど」



「そう言えば、リンと何かやっていた様だが…聞いても答えないだろうな」



「うん、リンはどう言う分けか彼女の味方みたいだし……。
けど、この部屋に入った時、他の場所に比べて楽になった気がするんだ」



「ーー……結界か!」



「!確かに結界ならリンに相談した理由がわかるね……、けど、リンの結界にしてはなんだか弱い気がするんだ」



「里桜がはったとは考えられないか?」



「彼女が?原さんのために?」



「ああ、それならお前が“弱い”と感じたことにも説明がつく」



「じゃあ、彼女はリンと同じ道士?」



「おそらくな。そして里桜はリンより見える人間」




「決まりだね。でも、今のままじゃ、僕らが何を言っても惚けられて終わりだろうね」



「なら、言い逃れ出来ない様するだけだ」



「だね」












(っ!急に悪寒が⁉)



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