-Sham Gud ulv-

□#null プロローグ
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あたしには、名前がない

真名は“できた”けど、人間だった頃の名前は覚えてないの

だって……魔術協会に身を捧げる と決めた時に、人間の『______』は死んだんだから。


でも あたしの真名は馬鹿みたいに長くて、呼びにくいなーって思ったんだけど…



‘名前がないなら、愛称をつくろう’



あたしのマスターで 監督役の 言峰璃正がそう言ってくれた。


すっごく嬉しかった…

あたしに決める権利は無かったけど、彼が初めてのマスターで、ほんとに良かった って、今でも思うわ



‘へぇー、いい名前…じゃねぇ、愛称だな?’



…そういえば、第3次聖杯戦争の時に そう言ってくれたサーヴァントがいたわね…


名前は確か…「___」

あたしと同じ、エクストラクラスだった

かなり早くに敗退しちゃったけど…


…さて、もうすぐ 第4次聖杯戦争が始まる年だわ


前回から50年近く経ってるけど、次も…きっと…───



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