-[自由]という名の進むべき道-

□Episode.0 プロローグ
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わたしが傭兵になった理由?


“自由”が欲しかったから…かな


気ままに旅して 世界を巡って

依頼を受けて 仕事をする

報酬貰うのは忘れずに♪


ゴホン! 失礼…とりあえずさ、自分の思い通りになる生活を求めたのよ

不自由が無いわけでもないけれど。


あ、でも…もう1つ理由があるわ

えっと、正式な職への手立てが無かった…じゃなくて、就く気がなかったのよ

…だって わたしの周りの人間、みーんなご大層な地位なんだもの


ある人は最終的に、街の知事になっちゃったし


頭良いけどいつの間にかイカレてた奴は、ちゃっかり 神託の盾【オラクル】の六神将だし


そいつと同じくらい頭良い まだちょーーっとマシな方は、軍の大佐で皇帝の懐刀


極めつけは……その皇帝陛下


…無理でしょ。


え? 何で同じ職に就かないかって?

…堅苦しくて縛られるのは嫌いなのよ


それに、同じ場所にいたら 同じ世界しか見えないじゃない?


…わたしはね、みんなと違う視点から 世界を見たかったのよ。

“自由の傭兵”としてね。


…あ、陰険眼鏡がウザい笑顔向けてる

絶対めんどくさい事企んでいるわね…

でも、行かないとさ・ら・にめんどくなるし…


はぁ…仕方ないわね。

戻りましょうか “ルーク”



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