Thought・゜。.
□ 溺れる
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生きるのがつらい。
そう思ったことが今までに何度あることでしょう。
毎日がつらくてつらくて、
人の目に溺れて息ができなくなって
目の前がぼやけて身動きもとれなくて。
差し込んだ光さえも
自分の敵のように思えてしまって。
でもわたしは生きています。
死にたくはなかったから。
綺麗事のようだけど
なにもかもに溺れてしまったときは
とりあえず落ち着いて、
力を抜いて。
浮き上がってきて空を見上げましょう。
背中にその視線を感じながら、
ぷかぷか、浮いてみましょう。
嫌なことからは目を背けちゃえって、
わたしは思います。
そうして落ち着いたら
自分が泳げることを思い出してみましょう。
きっと今度は、
差し込んだ光をあたたかく感じられるから。